「台風15号による県内被害について」
神奈川県から随時報告はありますが、まだまだ情報が不足しています。
三浦市小網代の森は、引橋入口の崖崩落やボードウォーク破損、倒木(8カ所)等により、
立入禁止となっていますが、復旧までしばらく時間がかかりそうです。
水産業の被害状況について、現在把握されているのは下記のとおりです。
神奈川県内水産業被害総額は、現在報告されているもので約3,099万円(9月18日)。
そのうち三浦市では、三崎漁港工事中の仮設フェンス倒壊、
漁船の沈没1隻(上宮田)、大型定置網破損2ケ所(上宮田・金田)、
漁協施設等16ケ所破損(屋根、シャッター・ガラス等)、防潮扉破損(上宮田)、
漁具倉庫棟・漁師小屋破損、ボート等破損の被害報告がありました。
やはり東側の漁業施設の被害が大きく、金田漁港海業センターはガラス破損等大きな被害を受けています。
また城ケ島では二日間の停電があり、冷蔵庫の魚等がダメになっています。
水産業は、農業分野に比べて支援メニューが乏しく、
例えば、ここ3年連続県内各地で被災している定置網では、
漁具共済が高額なために加入していないことがほとんどで、
実費での修繕を余儀なくされています。
今、この窮状に対して住宅の損壊等支援について議論がされていますが、特別な配慮の上国や県による一層の支援が求められます。

