神奈川県議会「一般質問」初日。
自民党からは川崎修平議員が登壇しました。
「大規模災害時のおける避難所の確保について」質問がありました。
今月9日未明、台風15号が首都圏を襲い各地で被災しました。
復旧にはまだ時間を要し、千葉県等では避難所生活を余儀なくされる方もいらっしゃいます。
毎年、夏から秋にかけて風水害に注意が必要な季節ですが、
今年は特に、九州方面で二度も特別警報が発令される大雨となりました。
7月には鹿児島と宮崎の両県で約110万人を対象に避難指示を出しました。
鹿児島市では全市民約60万人対象に187か所の避難所を開設しましたが、
報道では、避難所に入りきれない避難所もあり、対象となる市民すべてを
収容できる施設を確保していないという重大な問題が浮上しました。
今後も災害時に「避難指示が出ているのに避難する場所が確保できない」
ケースが発生する可能性が想定されます。
避難所の確保など避難対策は、一義的には市町村の役割ですが、
大規模災害時に、避難すべき人が避難できるよう、広域的観点から
県はどのような取り組みを行っていくのか、知事に見解を問いました。
黒岩知事の答弁は下記のような趣旨になります。
災害被害を最小限におさえ、県民の命を守るために避難所を充実させることは重要です。
県では、市町村と連携して、3つの視点から取り組みを推進していきます。
1つ目は、避難所の数の確保。
現在県内で指定された避難所は2,150ケ所ありますが、一層の確保の取組みが必要です。
県立施設の避難所指定に応じるなど、
市町村と連携してさらなる避難所の確保に取り組んでまいります。
2つ目は、身近な避難所を知っていただく取組み。
LINEや知事自らの発信によって、
万一の時に備え、自分の身近な避難所の情報等を
広報する取り組みを推進していきます。
3つ目は、広域避難への対応。
県は市町村等と連携して、広域避難に関する研究会を立ち上げ、
一自治体だけで対応できない事態に備える取り組みをしています。
県では、いざという時に備えて、県民の皆様が適切に避難できるように取り組んでまいります。
川崎議員の発言要旨は下記の通りです。
1.文化芸術に親しむ土壌づくりについて
2.読書バリアフリーの取組について
3.災害時における危険動物の保護管理について
4.大規模災害時における避難所の確保について
5.RPA本格導入に向けたセキュリティ対策について
6.県立高等学校におけるBYODを活用したICT教育の推進について
7.県立都市公園における健康づくりの場としての活用について