花のまち恵庭市唯一、そして北海道唯一自主財源運営する総合型地域スポーツクラブ、
「北海道ハイテクACアカデミー」を視察しました。
市から学校法人北海道メディカル・ハイテクノロジー専門学校に依頼があり、
トップアスリートから地域スポーツに関わる全ての人のために、
地域・学校・行政とともに、スポーツを通じた地域貢献を目的に2012年4月設立されたスポーツクラブです。
同アカデミーでは最新の運動施設、多種目を教えられる指導者を多数有しており、
アスリートの支援、学校の授業や部活動のサポート、地域イベントを主催し、
子どもから高齢者まで多世代にわたって体力の向上等に貢献しています。
運営スタッフは代表含めて3名で報酬を得ており、その他外部スタッフをコーチとして派遣しています。
2018年度の会員は3歳児から78歳までの404名、
外部指導者派遣事業として、34カ所受け持ち、学校の部活動等の指導をしています。
成果として小中学生では陸上競技で道大会の入賞、全国大会出場も果たしており、
会員の増加等によりスポーツ振興くじ助成から自主財源に移行しました。
北海道にある総合型地域スポーツクラブで自主財源で運営出来ているのはACアカデミーだけです。
恵庭市行政との繋がりを強めたのは近年のこと。
代表が「恵庭市学力・体力向上推進委員」の嘱託を受け、
小学校体育授業サポート講師の予算もついて、1コマ5,000円で学校体育の授業を受けることになりました。
神奈川県においても、都市化や少子化によって子どもの運動する機会が減少し、また広い世代で運動する人としない人の二極化が問題となっています。
身近な場所で身体を動かすことのできる環境づくりや健康意識の向上に取り組むために、
恵庭市における総合型地域スポーツクラブを視察する機会を頂きました。