MICEの推進 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
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「国際文化観光・スポーツ常任委員会」県外調査で、北海道に来ています。


札幌市の観光・MICEにおける取り組みについて、視察をしました。


札幌市ではMICEの誘致に早い時期から着目しており平成15年には札幌コンベンションセンターをオープンさせ、
平成22年・27年に「札幌MICE総合戦略」を策定しました。
総合戦略に基づき、観光部局の名称を「観光・MICE推進部」に改称し、
「札幌の魅力あふれる"ONLY ONE"MICE都市」をビジョンに、ソフト・ハード両面でMICEを推進しています。


神奈川県では、観光客数が年々増加する一方で観光消費額が伸び悩む現状から、
平均消費単価を高めるために、宿泊客の増加やMICE誘致、ナイトタイムエコノミーへの取り組みを強化しているところです。




札幌市におけるMICEの取り組みとしては、札幌国際プラザ・コンベンションビューローをワンストップサービスセンターと位置づけ、
受け入れ環境の整備やプロモーション活動をしています。
受け入れ環境としては、誘致促進助成金(最大1000万円)やシャトルバス助成金、
ユニークベニューやチームビルディングメニューの提供、外国語や文化体験ボランティアを実施。

プロモーション活動では、中国、韓国を中心とした東アジア向けMICE誘致や新規市場の開拓、
環境配慮型「グリーンMICE」の推進、市内関連事業者と連携した開催等を行っており、
2017年度には24件(ICAA基準以外で96件)、大阪や福岡を超えて国内4位に位置しています。

2025年完成を目指して新MICE施設を計画しており、総事業費約280億円をかけて、すすきの徒歩圏内となる地下鉄中島公園駅付近(札幌パークホテル敷地)に年間7.6万人誘致が可能な施設整備を検討中です。





北海道を2018年度に訪れた訪日外国人は300万人を超える勢い(札幌271万8811人)で、
ここ10年間で4倍に急増しています。
道内観光消費額のうち訪日客は26%を占めており、地域経済に大きく貢献しています。

ただ、最近の日韓関係の悪化によって、国・地域別で常に上位の韓国人客のキャンセルが相次いでおり、かに料理店「札幌かに本家すすきの店」では、10月に1600人分のキャンセルが発生、
8月も150人分近いキャンセルが出ており、団体予約が半減、個人客のキャンセルも出始め、多い日で3~4件キャンセルがあるといいます。
航空路線にも影響が出始めており、大韓航空は札幌―釜山線を9月に運休、アシアナ航空ではソウル発札幌着の8月分の予約が3割減、LCCのイースター航空が札幌―釜山線の運休を決めるなど運休や減便の動きもあり、観光客激減の恐れも出ています。
『日本経済新聞』参照