かながわ農業版MBA | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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12月3日から9日までは「障がい者週間」です。



本日神奈川県議会「代表質問」1日目。

我が会派からは副団長の長田進治議員、

質問補助者として芥川薫議員が登壇しました。




「攻めの農業の実現について」質問がありました。


我が国の農産物の輸出は右肩上がりの状態であり、

昨年の輸出総額は8千億円を超え、5年前と比べて倍増しています。

そこで神奈川県農業の技術や安全性に優れた農産物の輸出を含め、

農家自身が高い経営力をもって経営を確立し販路を拡大する取り組みについて、

県の支援体制を強化する必要があると考えますが、知事の見解を問いました。




神奈川の農業は家族経営が中心ですが、最近では

トマト農家や畜産農家が法人化して優れた経営農業者も出てきました。

今年度神奈川県では、農業者の経営力向上を目指して、

「かながわ農業版MBA研修」を実施しました。

安定的かつ持続性のある経営体を確保するため、

常時雇用が可能で環境の変化に対応できる優れた経営感覚を有する、

年間販売額3,000万円以上のトップ経営体の育成を目指すものです。

研修対象者は販売金額が概ね1,000万円以上、

経営規模の拡大などにより販売金額向上に積極的に取り組む生産者としています。

研修の内容ですが、今年は6月から12月にかけて全12回、

マーケティングや労務管理、財務管理の専門家の講義、

またICT農業や輸出農家の取り組み事例などの講義を実施しました。

研修最後には、自らの経営を発展させるための経営強化プランを策定し、

研修後も農業技術センターを通じて、マンツーマンで支援を行っています。

また、農業会議と共同で「かながわ農業経営相談所」を開設し、

税理士等の専門家を配置して法人化や事業継承、経営規模拡大といった

相談に応じる体制を整えています。

農産物の価格低下や担い手不足への対応は喫緊の課題となっています。

今こそ、変革をはかるタイミングであり、高い経営力をもつ農業者を育成することで、

活力ある農業の実現に取り組んでまいります、

との答弁が知事からありました。



ちなみに今年度農業版MBA研修の受講者は22名で、地域別にみると、

横浜川崎地域から3名、横須賀三浦地域から5名(そのうち4名が三浦市)、

県央地域から5名、湘南地域から8名、県西地域から1名という状況でした。





長田議員の質問項目は下記の通りです。



1.県政課題に対する知事の基本姿勢について

 (1)中国遼寧省友好訪問を経て感じるこれからの日中関係と自治体の役割について

 (2)ヘルスケア・ニューフロンティアにおける産業化の進展について

 (3)医療ツーリズムに伴う地域医療への配慮について

 (4)未病改善の取組について

 (5)地方法人課税における新たな偏在是正措置について

 (6)行政改革大綱に基づく取組について



2.活力あふれる神奈川の実現に向けた取組について

 (1)攻めの農業の実現について

 (2)産業技術短期大学校への外国人材の受け入れについて

 (3)自転車活用推進計画の策定について

 (4)文化財保護法改正等に伴う文化財の保全対策について



3.県民の安全・安心を守る取組について

 (1)県内米軍基地の整理等に関する日米合意について

 (2)安全で安心して暮らせる社会の実現について

  ア 再犯防止推進計画の策定について

  イ 犯罪被害者等支援推進計画の改定について

 (3)交番整備の方針について



4.県政の重要課題について

 (1)森林環境譲与税(仮称)の着実な実施に向けた本県の取組について

 (2)県営住宅ストック総合活用計画の見直しについて

 (3)これからの流域下水道事業について