ブロック塀の安全確認 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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本日「神奈川県議会 第二回定例会」が閉会しました。


定県第70号議案 平成30年度神奈川県一般会計補正予算ほか

全議案14件が可決承認されました。




本会議では、「学校周辺に存在する危険なブロック塀等の安全対策を求める意見書」

が全員賛成で可決されました。



6月18日の大阪北部地震により高槻市立寿栄小学校のブロック塀が倒壊し、

巻き込まれた小学校4年生が死亡するという

痛ましい事故が発生しました。



この事故を受け、神奈川県におきましてもブロック塀について

耐震対策の状況及び劣化・損傷の状況に係る安全点検を行ったところです。

県内学校施設172校のうち、15校48か所あるブロック塀の中で

外観上の損傷や現行法に不適用な塀が42か所あり、

早急に補強や撤去・新設など必要な対策をしていく予定です。



三浦市におきましても安全点検を実施し、

三浦市行政所管の施設で18か所のブロック塀(1.2m以上)があり、

目視で問題のあった1か所(初声 学童クラブひまわり)については

すぐに対応し、6月中に撤去を終えています。





意見書では、危険なブロック塀等は学校施設だけでなく、

学校周辺の通学路やスクールゾーンにも多数存在していると考えられることから、

大地震の発生が危惧される昨今、専門知識を有する建築士などによる

調査・点検を早急に実施するとともに、

十分な安全対策を講ずる必要があり、下記のような要望をしたものです。

1.全国の学校周辺に存在する倒壊等の恐れがある危険なブロック塀について、

確実な専門的知識を有する建築士などにより早急に実態調査するとともに、

その結果を公表すること。

2.当該ブロック塀等の補強や撤去等の安全対策に係る費用の助成について、

全国的な補助制度の創設及び拡充について検討すること。

今議会を経て、議長名義で国に意見書が提出されます。




国土交通省では、塀の所有者向けに点検のポイントを公表。

自治体を通じて安全確認を要請しています。


目視による点検のポイントは…

(1)高さ2・2メートル以下(2)厚さ10センチ以上(高さ2メートル超は15センチ以上)

(3)高さ1・2メートル超の場合、強度を高めるための「控え壁」が必要

(4)地中に基礎がある(5)傾きやひび割れがない―の5項目