6月29日、三浦市は株式会社安田造船所と
「二町谷地区海業振興を目指す用地利活用プロジェクト基本協定」を結び、
市には契約保証金2億円が支払われました。
二町谷埋立地は、当初水産加工場等の集積を目的として
総事業費約145億円を投じて整備されました。
しかしながら、2007年の土地分譲開始以降、
水産会社等5社が0.2haを利用する程度で売買契約成立まで至った案件はありません。
この土地の活用は、財政難の解消や海業振興を目指す三浦市にとって最重要課題となっています。
今回は平成25年7月の売買契約手続き失敗の教訓もあり、
3年に及ぶ交渉や調整の末、売買契約の前に
まず基本協定の締結をすることになったのです。
【二町谷の経緯や売買契約手続き失敗については、過去のブログを参照下さい】
https://ameblo.jp/maruishimotors/entry-11761836220.html
今後(株)安田造船所は、約7ヘクタールの多目的活用事業用地にホテル・コンドミニアム・ヴィラ・商業施設等を建設し運営する「事業計画」策定に入ります。
同社野澤社長は、「日本中が注目する事業」「三浦の魅力を増幅させる計画にしたい」
と意気込みを語られています。
2019年12月末までに地域活性化や土地利用について実効性ある「事業計画」策定ができるのか?、
西風や台風対策は大丈夫か?等課題はありますが、
民間と市・県・国とが連携しなければ実現できない
大きな挑戦がスタートを切りました。
『神奈川新聞』『讀賣新聞』等参照