「自由民主党 都道府県議会議員研修会」に出席、
全国各都道府県より集結した800名以上の議員とともに
しっかりと学んで参りました。
第2講座分科会では、テーマ「地方創生〜地方の元気なくして日本の再生なし」を受講しました。
講師は自民党河村建夫地方創生実行統合本部長と谷公一衆議院議員。
人口をめぐっては、3つの課題があります。
⑴長期にわたる人口減少
⑵いびつな人口構成=少子高齢化
⑶止まらぬ人口偏在=東京一極集中
日本の人口は2008年、1億2808万人をピークに減少に転じました。
2017年では前年比22万7千人減の1億2670万6千人と、7年連続減少しています。
2015年から始まった「地方創生」5年計画も、
本年度は4年目となりました。
いよいよ後半戦、目標年2020年に向けて
成果を出していかなければいけません(ただし、2020年からは第2期地方総合戦略へ)。
特に東京圏への転入超過は12万人と、目標(10万人)を大幅に上回っており、
移住や地方大学の振興、企業の地方拠点化等、
地方への新しい「ひと」の流れをつくる施策が求められます。
茨城県常陸太田市のように、一時預かり保育の時間拡大や新婚家庭への家賃補助等を
打ち出し、子育て世帯を増やしている地域や、
2000年代以降の「田園回帰」志向の若者が増えたことから、
岡山や鳥取、島根県では移住者を増加させているといいます。
そうしたことから2018年度の地方創生は…
●キラリと光る地方大学づくり
●企業の本社機能の移転促進
●空き店舗等有給資産の活用
●民間主体のまちづくり活動の推進(BID制度等)
●地方生活の魅力の発信・体験等
また企業版ふるさと納税や生産性革命等にも
取り組んでいきます。
「地方創生に特効薬はない!」とは多くの人たちに言われています。
谷公一議員の語る地方創生のポイントは…
①リーダー、議会、住民の強い危機意識
②地域、地元への愛(特に子ども)
③まちづくりへの情熱
④明確な目的、対処方針・数値目標(KPI)
⑤地域資源を生かした取り組み
⑥「地域みがき」「起業」「継業」
⑦「ヨソ者」「若者」「女性」を受け入れ、力を生かす
⑧国・県依存ではなく、国・県活用を!