Facebook本社を視察する機会に恵まれました。
いまや世界で20億人(ツイッター3億人、インスタ7億人)が
利用していると言われている超巨大SNSのFacebook。
アメリカ本社の住所は"Menlo Park 1 Hacker Way"。
このエリアいわゆるシリコンバレーは、
GoogleやAppleなど世界的企業が多数ある地域です。
"Artists-in-Residence program"のキュレーターである
Drew Bernett氏とアーティストのMasako Miki氏にご案内頂きました。
Drew Bernettは、クリス・コックス"Chris Cox"の幼馴染みのアーティストで、
"program director"として海外50カ所のアーティストを
統括する仕事に携わっています。
"Artists-in-Residence program"は、アーティストが作品を制作する間
Facebookのオフィス中に常駐して、壁や吹き抜け、天井などに作品を制作することです。
「すべてがプロセスだ」。
エンジニアはパソコンで実体のないものを構築していますが、
アーティストと一緒に生活し、
物理的な作品を作る過程や作品を見せることが、
大きな刺激となり、常識を覆す新たな発想を生み出すのです。
Facebook創始者ザッカーバーグは、
本社設立以来、戦略としてオフィスにアートを取り入れることによって、
開放性や産み出す感覚、豊かな文化を社員に
"cultivate"(啓発)してきました。
優秀な人材獲得競争の中で、クリエイティブな社員に楽しく働いてもらうための
マーケティングとしての戦略もあります。
実際にTwitterと比較して、アートの取り組みが
入社の判断材料になった社員もいるそうです。
アナログ・リサーチ・ラボ"Analog Research Lab"には、
社員が自由に使える活版印刷機や、シルクスクリーン印刷、
3Dプリンター機材等が揃っています。
自分の伝えたいことをポスターにして社内に掲示したり、ワークショップに参加したり(休憩ではなく仕事扱い)出来ます。
この日は折紙ワークショップを日本のアーティストが実施していました。
「世界をよりオープンにし、つなぐ」。
会社が急激に世界的に大きく成長していく過程で、
だんだんコミュニケーションが難しくなり、
本社でやっていることを、世界にどう伝えていくか?
様々な取り組みが行われています。
"give people the power to build community and bring the world closer together"Facebook’s mission
(人々にコミュニティ構築の力を提供し、世界のつながりを密にする)