「公共交通を軸としたコンパクトシティの取り組みについて」視察。
「LRTライトレールトランジット(次世代型路面電車)」は、
低床式車両の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、
定時性、速達性に優れた次世代の軌道交通システムです。
富山市は「コンパクトシティ」を基本とした市街化再開発において、
国内では初めて本格的LRT導入することで、
道路空間の再構築やトランジットモール等、
中心市街地の活性化や都市と地域の魅力向上を
推進しようとしています。
LRT富山ライトレールの整備によって、
平日の利用者数が2.1倍、休日で3.4倍へと
大幅に増加しました(平成17年→18年)。
富山市のコンパクトシティ構想は、
公共交通軸(鉄軌道・バス軌道)周辺区域を
「公共交通沿線居住推進地区」と位置づけ、
今後20年間で全人口の居住割合を約28%(平成17年)から
約42%へと上昇させることを都市マスタープランの
目標としました(「串とお団子のまちづくり」)。
コンパクトシティへのまちづくりは世界的に評価が高く、
国連「エネルギー効率改善都市」や
ロックフェラー財団「100のレジリエント・シティ」
(なんと、1億円の報奨金!)に選ばれ、
国内視察受け入れ数第一位(年間290件)となっております。