三浦市にも老人ホームを設置している
、
日本最大級の社会福祉法人、 聖隷福祉事業団
聖隷藤沢ウェルフェアタウンを視察しました。
山田敬一総園長からご説明頂きました。
本拠地は浜松市にあり、東は千葉佐倉から
西は沖縄まで、施設が全国各地154箇所、
職員数は14,267名となっています。
基本理念は、キリスト教精神に基づく
「隣人愛(自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい)」。
創業87年で、1930年重度の結核患者を助ける事業
(ペテルホーム)からスタートしました。
昭和48年にから始まる「エデンの園」事業は、
高級有料老人ホーム事業となっております。
県内では、横浜市、藤沢市そして三浦市油壺
(379部屋)にあります。
「最後は死ぬことが恐ろしくなくなって、
他人の口や顔を気にすることなく楽しく暮らせる場所を」
今回視察した「藤沢ウェルフェアタウン」は、
平成22年竣工、地域に開かれた施設で、
施設概念は、「『笑顔あふれる幸せの街づくり』。
『笑顔』は良質のサービス
『幸せ』は福祉の心
『街づくり』は地域への貢献」。
一番館(住宅型有料老人ホーム→入居時自立
外部の訪問介護を活用)、
二番館(特定施設 介護付有料老人ホーム 50部屋で入居40名)
と住み分けられており、
介護・医療・地域の連携をしています。
一番館は入居率100%(平均年齢79歳)、
二番館は一番館からの住み替えのため、常時空き室を用意してあります。
神奈川県の「ロボット等を活用した職場処遇改善事業」
や「さがみロボット産業特区」に取り組んでおり、
ぬいぐるみロボット「PALRO」、ロボットスーツ「HALL」の試用、
ロボットや福祉機器の展示会やアンケート調査への協力等実施しています。
また藤沢市とは、地域住民向けに
「家族介護者教室」を開催し、
介護技術指導や相談等に対応しています。
この施設でも介護職員の不足は深刻であり、
EPAに基づくフィリピン人の介護福祉士を
推計で54名受け入れています。