「航空自衛隊 那覇基地」視察をしました。
那覇基地は、防衛区域の砦として、我が国の平和と独立を守る防衛任務を担っています。
日本で一番忙しいのが、南西航空混成団です。
現役パイロットにお話を伺いました。
昨年度の対領空侵犯措置のスクランブル
(緊急発進)は全国で873件、そのうち南西方面は531件。
視察当日でも、4回の緊急発進があったそうです。
対応する航空機は、ほとんどが中国、ロシアとなります。
沖縄エリアでは、冷戦を含めて戦後最大の
緊迫状態に見舞われているそうです。
昭和62年に過去一度だけ、領空侵犯機に対して、
警告射撃をしたことがあります。
領空侵犯の増加を受けて、今年1月
50年ぶりとなる編成で、福岡の築城基地から
F-15飛行隊を移駐し、2飛行隊、
約40機体制とする「第9航空部隊」に新編されました。
全15部隊で戦闘機部隊が12個飛行隊、
戦闘機等約260機を擁しています。
航空部隊ながら、陸自ヘリコプター部隊と
海自航空群も併設する唯一の基地となります。
このエリアの土地はほとんど私有地で、
年間借用料百数億円となるそうです。
沖縄戦で使用された砲台跡。
米軍による沖縄本土上陸に伴い、巡洋艦を
撃沈するなど損害を与えています。
他の砲台は砲爆撃により、全て破壊されて、
唯一現存しています。