本日は一日神奈川県議会 議案説明会に出席、
その後「第3回神奈川県議会 手話研修会」
に参加しました。
今回は、全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画、
『ゆずり葉』を鑑賞しました。
監督・脚本の早瀬憲太郎氏と、奥様であり
ろう者として初めて薬剤師免許を取得した
映画のモデルとなった早瀬久美さまに
ご挨拶をいただきました。
主演は、ろう演劇界の第一人者 床崎隆志氏、
そして今井絵理子さんも出演しています。
1999年は、ろう者と手話通訳者により、
民法11条等の法令改正を求めた
差別法改正運動が頂点に達した年でした。
そんな時、ろう者で大工の主人公敬一は、
薬剤師試験に合格しながらも欠格条項により
国家資格を却下された尚美、
役者のオーディションになかなか受からない
吾朗（どちらも聾者）らと出会います。…
懸命な差別法改正運動の結果、
2001年、ついに薬剤師法が改正され、ろう者が
薬剤師免許を取得出来るようになったのです。
「君はしらない
いつも緑を絶やさないあの木は
四季を巡る思いの中で
先達から 若いものへ
受け継がれ生きていく
それは"ゆずり葉"という」
「わたしたちはいつも
ゆずってゆずられて生きていくのです」
ユズリハという樹木は、
春に枝先に若葉が出たあと、
前年の葉がそれに譲るように落葉することから、
あたかも親の葉が子どもの葉の成長を
見届けてから散っていく、世代の継承の象徴、縁起物とされています。
