ホクレン農業総合研究所 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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環境農政常任委員会県外調査
「ホクレン農業総合研究所」長沼研究農場を視察しました。

「ホクレン農業協同組合連合会」は、日本の農地の四分の一をしめる
北海道内128のJA(農協)によって構成されています。
農業総合研究所では、新品種の開発とその栽培法、病害抵抗性の検定など、
農業に関する様々な課題について幅広い研究を行い、
農業に関する科学的データを提供しています。
研究農場は32haもの大規模な施設です。


JAや現場の声も聞きながら策定した
「JAグループ北海道改革プラン」においては、
最優先事項を「生産者所得の向上」を目標とし、
昨年2月、研究所に「営農支援センター」が新設されました。
「営農支援センター」では、生産者所得の向上と
生産基盤の強化を目的として、支所12箇所に
営農支援室を設置し、横の連携をコーディネートしています。
具体的な取り組みとして、飼料米導入の
給与試験(地域の耕畜連携)、肥料・農薬などの
効果検定、病害対策試験、施肥法改善・コスト低減・
安定生産等が実施されています。

「生物生産研究室」では、優良品種の育成・普及の役割を担っています。
馬鈴しょの品種開発、ポテトチップス用の「きたひめ」、
澱粉原料用の「コナヒメ」等。
春まき小麦の品種開発では、『ザ!鉄腕!DASH!」でも使用された、
パンや中華麺向け「春よ恋」、さらなる改良で、穂発芽抵抗性や
赤かび病抵抗性を強化したHW6号を開発中です。
水稲では、「ほしまる」を開発しています。

バイオテクノロジーでは、DNAマーカー、
組織培養によって品種開発や健全な種苗生産を促進させています。

「食品研究室」は、市場ニーズに基づいた
農畜産物の高付加価値化を推進しています。
「CA貯蔵(Controlled atomvsphere storage」技術は、
低酸素・高二酸化炭素の保存で、長期鮮度保持や糖度アップさせることに
成功しています。(エチレン貯蔵も試験)
「鮮度保持フィルム(MAフィルム)」もフィルム内の空気組成を調整することで、
鮮度保持や包装コスト削減につながっています。
また、「GABA富化米(機能性食品)」、
「もち米シロップ(澱粉を酵素でバラバラにして液化)」、
「高品質豚肉(低リジン飼料によりサシが入った豚肉)」等
の開発中、商品化を目指しています。
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