日本商工会議所青年部 関東ブロック大会 かながわ藤沢大会 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
 ○自立的な生活経済圏     ○誇りの持てる教育
 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

本日『日本商工会議所青年部関東ブロック大会 かながわ藤沢大会』
に出席をさせて頂きました。

特設会場かながわ名産グルメ物産展
「藤沢まんぷく市」において、三浦市から
魅力の食文化を発信させて頂きました。

・くろば亭の「まぐろトロ串」
・牡丹 「三崎まぐろラーメン」
・三崎朝市「まぐろトロちまき」
・MDみさきドーナツ「リンゴドーナツ他」
・三崎朝市山崎農園「三浦メロンジュース」
・まぐろ倶楽部「マグロとろまん」
・羽床総本店「カジキ串焼きバジル風味」

そして、そして12時30分からは…
「まぐろのかぶと焼き解体ショー!」
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…そして『日本商工会議所青年部 関東ブロック大会』
記念講演の講師は、小泉進次郎衆議院議員、
テーマは「東日本大震災と地方創生と日本の将来」。



以下、講演の要約です。

今地方創生担当政務官として各地を回っている。

徳島県神山町の事例。
「自分たちのまちにあるもの、ないものを考える」
ないものを作れる人を呼び寄せた。
行政が、誰を呼ぶか?をNPOに任せた。

IT企業の社長が、杉の間伐材で
オシャレな食器を作ろうと声をかけた。
地元の人には「柔らかい杉では、
食器が出来るわけがない」と反対された。
そこで徳島市内の職人に声をかけて、
無価値な間伐材の杉で作った
ビアタンブラーが1万円の価値になりました。

今のエピソードでわかるのは、
「やってもないのに、出来るはずがない」ということが多いということ。

出来ない理由をリストアップしてくるのが官僚。
どうやったら出来るのか?
を考えることが大事で、
そこを忘れてはいけない精神。
自分の机に置いて、トライする前に、
出来るわけがない、
と思わないことにしている。



岩手県紫波町、日本一餅米産出の地。
オガールプロジェクト(PFI)で、
まちの中心地に図書館や道の駅、
バレーボール専用体育館、宿泊施設を計画した。

最初に補助金をもらわない、
ということを決めた。
まちづくりは、自分たちのお金を
使わなければうまくいかない。
政府系金融機関から6,000万円の融資で
事業化した。
まちづくり会社を立ち上げ、
雇用100人以上呼んで黒字化した。
補助金を使うと、制限、規制がつく。



この二つの地域にある精神が、
地方創生の基本的な精神であると考えている。


東京に無くて良いものは、地方に持っていくことを考えている。

少子化対策は、人口急減を変えようという発想で地方創生の原点。
日本最高の出生率は、鹿児島県徳之島の2.8。
特に鹿児島の伊仙町は、敬老の日の
お祝い金を若い人に使ってもらえるよう、
子どもたちが産まれた祝い金にした。

私は違う考え方の少子化対策を考えている。
それは一人目に対する重点支援。
医療費と教育費を無料にしたらいい、
と考え役所に検証してもらったら、
1兆円あれば出来るということ。

今までの次元にとらわれない
地方創生をしていきたい。

一人一人の意識をどう変えられるか?
これは商工会議所青年部の皆さんに
必死に考えて頂きたいテーマです。


陸前高田市で立ち寄った居酒屋。
横須賀のハンバーグ屋から
顔を出してくれ、と言われた。
ハンバーグ屋さんと居酒屋さんは、
矢沢永吉ファンクラブで繋がった。

そこでたまたま動く七夕のお祭役員と出会った。
両親はじめ身内4人を亡くしている。
地元消防団の中で、家族を置いて、
消防団活動優先で向かい、家族を失った。
一方他の消防団の人は、
家族を安全な場所に連れてから
活動に向かった方はみんな生き残った。
誰が正解かわからない…。
家族助けた方が正解、と…。


「復興のゴールは何なのか?」
ご主人に聞いた翌日に、
「ずっと全力で走り続けて、
ふと振り返ったら、あの時復興のゴールに辿り着いたんだ、
そういうものではないか」とメッセージが来た。

一人ひとり復興のゴールは違う。
何が正解か?は、簡単に割り切れる時代ではない。

かつて私たちが教わったことが、今の子どもが教わることは違う。
和の精神の象徴である聖徳太子が実在の人物かもわからない。
答えがないけど、自分で考え答えを出していく時代。
私たちだってわからないことだらけ。

日本のマチュピチュと呼ばれる
兵庫県竹田城に行ってきた。
今年70万人を突破する勢いで、
安全のために安全柵の設置工事中。

なぜそんなことをするのか?

戦国時代のお城は、険しい所に作った。
そこにかつての姿を害する安全柵は、おかしいと思う。
アメリカのグラウンドキャニオンには
柵なんてない、行った人の責任であるとわかっている。

日本は、本来あるリスクを見えないようにしている。
失敗を恐れない精神を失い、様々なビジネスチャンスを失っている。

高層木造建築技術(CLT)が発達しているが、
日本の規制で木造建築は三階建てまで。
あまりにも安全思想が重過ぎで、日本人の能力が発揮出来ていない。

国家戦略特区となった兵庫県養父市で、
シルバー人材センターのご老人の
お話を聞いた。
「私たちはもっと働きたい、
20時間までしか働けないんです、
規制を取っ払ってもらいたい」と言われた。
すぐ労働規制を40時間に変えてもらった。

とてつもない規制が、
まだまだ日本にはある。
養父市では、廃校を使った
お酒の醸造所があるが、年間3,000kl以上作っている工場は、
インターネット販売出来ない規制がある、と言われた。
それは役所の通達だったので、すぐ対応させてもらった。

自分たちが声をあげて、同世代として頑張っていきましょう。
活力ある日本社会を作っていきたい。

私は、夢を語ることが大切だと思っている。
政治不信があるが、大人が夢を語れなくて、
どうして子どもが夢を語れるか?
課題はあるけど、課題があることを当たり前のように、
一つひとつ解決していくことが大事。
幕末の志士を尊敬するように、
戦後復興の先代に感謝するように、
我々が東日本大震災から復興したんだと、
子どもたちに誇れるように、夢を持って頑張りましょう!



吉田松蔭の好きな言葉があります。

「夢なきものに理想なし
理想なきものに計画なし
計画なきものに実行なし
実行なきものに成功なし
ゆえに、夢なきものに成功なし」
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