薬物乱用防止講演会 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
 ○自立的な生活経済圏     ○誇りの持てる教育
 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

『第64回社会を明るくする運動 薬物乱用防止講演会』
に出席し、勉強をさせて頂きました。



テーマは、「薬物乱用との恐ろしさとその実態、正しい知識について」。
講師は、神奈川県警薬物捜査伝承官 志村佳比古氏です。
平成13年世界麻薬捜査官会議で日本初、
最優秀麻薬捜査官賞の表彰を受けています。


「脱法ハーブ」が社会問題となって、
昨日22日に「危険ドラッグ」と名称を変えました。
三浦市でも「危険ドラッグ」原因の死亡者が1名出たそうです。
薬物はとても身近な存在になっています。
毎年全国1万5千人、神奈川で1,100人が捕まっているのです。
再犯率御三家の1位が、薬物で再犯率6割、次に性犯罪、泥棒…
薬物は、A10番という神経を興奮させ、中毒性を持っています。


<違法薬物になどんな物があるか?>
●覚醒剤(結晶状粉末と錠剤)
最近では、注射でなく炙って煙で服用する。薬物全体の4分の1
●大麻 タバコに詰めて使用、クッキーに入れて輸入。
●コカイン 南米高地発祥
●MDMA 合成麻薬 押尾学使用
●ヘロイン
●LSD
●マジックマッシュルーム 幻覚 最初に検挙したのが神奈川県警
●ケタミン 動物の麻薬に使用されていた
●向精神薬 心の病の薬 中毒の4分の1 精神科医にも問題がある
●シンナー ほとんど使われなくなった。教育がしっかりしたおかげ

<脱法ドラッグとはどんな物か?>
●お香•ハーブと称する商品 ハーブに化学合成危険物資を染み込ませる。
●アロマと称する商品
●粉末と称する商品
観賞用ハーブとして、販売者は服用しないように言って販売している。
売っている人間も「危険ドラッグ」を使いたがらない。

「危険ドラッグ」は、1,379種類が規制対象になっているが、
次々に新しいドラッグが作られて、現場が追いつかずに取り締まることが難しい。
携帯やネットで簡単に買えるようになった。
若者が「脱法ドラッグ」にハマるのは、間違った情報があふれているため。
名称を変えて、健康補助薬品のような扱いで初めてしまう。
「脱法ドラッグ」は大麻ではないので、逮捕が出来なかった。


<薬物乱用による弊害>
●薬物乱用者による犯罪
●事件•事故 乱用者だけでなく、関係のない通行人が被害に合う
●覚醒剤逮捕者の20%が生活保護者


<薬理効果の恐ろしさ>
●横須賀の俳優が、大麻の幻覚でマンションの屋上から飛び降りてしまった…
●神奈川県議が「脱法ドラッグ」を使用し、
ラブホテルで暴れてすぐに議員を辞職した。
しかし、その後も止められずに病院やホテルでも常用して、ついに逮捕される…
●お坊さんが「脱法ドラッグ」で全裸で女性に飛びついてしまう…
●麻酔科の主任医師が医療用麻薬中毒となって、交通事故を起こし自殺を図る…


<違法薬物•脱法ドラッグの密輸入形態等>
税関を通らない手法として三浦半島にも数多く漂着している
コカインやケタミン、拳銃…
三浦海岸(ボートの中から)、金田湾、
長井、走水、津久井浜に上がっている。


<薬物乱用防止のために>
日本は薬物使用の刑が軽すぎる
海外では死刑になる(日本は懲役)
中国やマレーシアで日本人が死刑になっている

厚生労働省が規制をはじめても、
警察の取締り技術が間に合わない・・・
米軍では、教育を徹底して薬物や「危険ドラッグ」を激減させた。

市民の皆様による薬物乱用防止活動が大事!
薬物犯罪は人類を滅ぼす唯一の犯罪といわれています。
薬物乱用を抑えるのは「絆」。
「人は一人では生きていけない」
一人で悩みを抱え込まない。誰かに聞いてもらうこと。


社会生活をしていく上で、被害者にならないためには、
三つの「力」と四つの「気」が必要
●判断力 危険か安全化?
●忍耐力 我慢や断る力
●自己責任力

●元気
●本気
●根気 粘り、我慢する
●勇気 断る勇気

会場は三崎保健福祉事務所、
主催は、鎌倉保健福祉事務所、保護司会、更生保護女性会、
神奈川県薬物乱用防止指導員協議会、三浦ロータリークラブ、三浦市でした。