特定秘密保護法が反対が多いなか、しかし成立した。
防衛情報や外交情報など秘密にせざるを得ない情報は存在するから、
国民に一定の義務を求めるのも条件付きで認めよう。
赤字財政の是正は待ったなしだから消費税をあげるのもやむを得ない。
国はいろいろ国民に責任を求めてくるのだが、
逆に国民が求めている国とは何か?
国のカタチがぼやけてきている。
それを一番強く感じるのは経済である。
企業にとって国のカタチはどういうものであろうか。
多くの企業は生産拠点を海外に移して国内の労働市場は縮小している。
若年層が減少しているとはいえ、
それ以上に求人が少ないのは、経済不況のせいばかりではない。
・・・
今や貿易赤字は恒常化し、去年は過去最大となった。
しかし海外で稼ぐ所得収支の黒字がこれまた過去最大で、
かろうじて経常収支は黒字となった。
しかしいずれ赤字に転ずるだろう。
つまり企業は成長しているが国は疲弊している。
そこでわからないのは企業にとって国のカタチとは何か?である。
表面は繁栄しているように見えて空洞化が進んでいる。
一次産業も含めて生産の現場が空洞化し、
やがて国民の心まで空洞化しないように、
総合的に国のカタチを考える時がきていると思う。
『「国のカタチ」静岡文化芸術大学学長 熊倉功夫日本経済新聞 夕刊3.4』より
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