英語の通じる五輪へ | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
 ○自立的な生活経済圏     ○誇りの持てる教育
 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

「英語の通じる五輪へ」『産経新聞2.21 産経抄』

ソチ五輪が、外国人観光客から
「英語の通じない五輪」と酷評されているそうです。
2020東京五輪を英語の通じる五輪へ―



「トイレに入っていると、ドアをノックされた。
「入ってます」は、英語でなんというのか。
昭和36年に出た『英語に強くなる本』で教わった。
Someone in.だ。


 学校で習わないこんな実用英語のノウハウが大いに受けて、たちまちベストセラーとなる。当時は東京五輪を3年後にひかえて、戦後2回目の英語ブームのさなかでもあった。1回目はもちろん、終戦直後である。

 閉幕が近づいたソチ五輪は、外国人観光客から、「英語の通じない五輪」と酷評されているそうだ。駅で厳重な持ち物検査をする警察官のほとんどがロシア語しか話さないというのだから、トラブル続発も当然だ。これまで多くの外国人を迎え入れた経験がない都市とあって、やむを得ない面もある。

 それにひきかえ、東京は世界有数の国際都市である。2020年の東京五輪を機に、日本が観光大国の仲間入りをする期待も高まっている。なんとか「英語の通じる五輪」の評判を勝ち取りたいものだ。幸い、戦後何番目かの英語ブームはすでに始まっている。観光庁も、観光地の外国語表記の統一に乗り出した。ただ、外国人観光客の戸惑いが大きいのは、むしろ街にあふれる「和製英語」かもしれない。

『和製英語事典』(丸善出版)によれば、「駐車場利用券」の意味で使われる「パーキングチケット」は、英語では「駐車違反切符」になる。駅の近くの「ターミナルホテル」から英米人が思い浮かべるのは、病気末期の患者が静かに最期を迎えるホスピスだ。 その一方で日本人しか理解できないはずの「コインランドリー」が、米国で英語として普及しつつある。和製英語の「逆輸出」がどこまで進むのか。それも興味深い」


image