「毎日いい日」になる禅語008
「毎日いい日」になるヒント今日の禅語は、「金龍不守於寒潭 玉兎豈栖於蟾影」です。読み方は、「きんりゅう かんたんを まもらずぎょくと あにせんえいに すまんや」卯年から辰年へ「兎」と「龍」の文字の入った禅語です。(もちろん、この禅語にゆく年くる年なんて意味はありません。)「寒潭(かんたん)」は深く静かな湖、「蟾影(せんえい)」は月のこと。昔から、寒潭に金龍が棲み、蟾影に玉兎が棲むといいます。しかし、優れた金龍,玉兎なら、住み慣れた場所に閑住せず、あらゆる場所に出没するでしょう。 監修:有馬 賴底『茶席の禅語大辞典』には、「金龍不守於寒潭 玉兎豈栖於蟾影」欄に 「(優れた金龍,玉兎と)同様に、真の禅僧とは居心地の良い悟りの境地に腰を据えることなく、世間に交じって働くものでなくてはいけない。」 と記されています。私たちは禅僧ではありませんが、「人のために何かをしたい」と願う「善」なる部分があると思います。「善」いことを行っていきましょう。チャレンジしていきましょう。挑戦していきましょう。ー・ー・ー(今日の干菓子は、ゆく年くる年の意味を込めて、ウサギと龍にしてみました)〜・〜・〜迎春新年もよろしくお願いいたします