【ディスポーザー撤去工事へのこだわり】ディスポーザーから流し台トラップ(流し排水栓)へ交換工事 | マルイチ住宅設備機器株式会社

マルイチ住宅設備機器株式会社

昭和50年創業 堺市の住宅工事専門店


 ◎ガス機器設置スペシャリストの店
 ◎堺市指定管工設備協同組合加盟店
 ◎堺市上下水道局指定工事店



堺市北区中百舌鳥町6-1040-46
☎ 072-257-1712

こんにちわ!昭和50年創業、堺市の工事専門店「マルイチ」です。

 

本日お伺いしたのは、堺市北区某分譲マンションで、『ディスポーザー(テラル製)から流し台トラップ(流し排水栓)へ交換工事』です。

 

「システムキッチンの収納部に水が漏れている」とのお電話を頂いて、すぐに訪問調査を行いました。

 

 

▼訪問調査時の写真です。

台所の水栓がホースを引き出せる『ハンドシャワータイプ』の場合、ここが原因の可能性も十分考えられたのですが、当店が5年前に修理済みで念のために確認しましたが問題ありませんでした。

 

↓関連記事
→台所・洗面所のシャワー水栓から水漏れしていませんか?

 

調査の結果、『ディスポーザー本体からの水漏れ』を確認しました。

 

 

かなりの量の水漏れです。

 

I様はディスポーザーを使用しておらず、水漏れもかなりの量で緊急だったため、すぐに工事で対応することにしました。

 

 

ディスポーザーのトラブルを経験されたお客様は、ディスポーザーを撤去する確率が高くなります

ディスポーザートラブルのほとんどは
・排水管のつまり
・スプーンなど金物の混入による故障
・ディスポーザー本体からの水漏れ

この3つです。

 

↓関連記事
→ディスポーザーの弊害

 


▼改めて工事前の写真です。

メーカー:テラル㈱
製品名:アクラル

 

ディスポーザーの設置幅が『180mm』の商品です。

 

そのため…

新しい流し排水栓の設置幅も『180mm』の商品を選定する必要があります。

 

ちなみに…

ディスポーザーの設置幅が『186mm』の商品もございますので、注意が必要です。

 

 

▼ディスポーザー撤去中の写真です。

まずは排水主管とディスポーザーの配管を手ノコで切断して切り離します。

 

鉄部の腐食がかなり進んでいました。

 

↓参考記事
→ディスポーザーのデメリット ディスポーザー(テラル製)から流し台トラップへ交換工事

 

システムキッチンの収納部が汚れないように、大中小のバケツを組み合わせて撤去します。

 

撤去完了です。

 

↓参考記事
→工事全般 養生へのこだわり

 

 

▼ビニール配管工事中の写真です。

接合部分の接着不良を防ぐために専用の工具で、パイプ断面の面取り作業を行っております。

 

排水パイプはVP管を使用しています。

 

ここはかなり重要で、キッチンのシンクにカップ麺の熱湯を流すこともあるので、通常、使用されることの多い厚み1.8mmのVU管だとパイプが薄く熱に負けてふやけてしまう恐れがあるため、厚み4.1mmのVP管を使用します。

(※ただし、新築時からの配管が『流し排水ホース接続タイプ』の場合は『流し排水ホース接続タイプ』が基本配管となります。)

 

↓参考記事
→ディスポーザー(海外製)から流し台トラップ交換工事【戸建住宅編】 堺市北区金岡町

 

流し台トラップと排水管を無理に接続しないように、一つ一つ適切な角度で、適切な長さにカットして配管します。

 

無理な配管は、すぐに症状が現れなくても、5年後、10年後の不具合の元になるので、慎重に配管する必要があります。

 

パイプは外でカットしますので、この間はお部屋を何度も往復します。

 

排水がしっかり流れるように、『水平器』という工具(※黄色の工具)で勾配を確認しながら配管をします。

 

パイプに書かれた黒い線の目印は『継手の挿入代』です。この位置まで接着剤を塗布して継手を挿入します。

 

配管完了です。勾配もいい感じです。

 

継手も黒い線の目印まで挿入できています。

 

 

▼流し排水栓取付け・ビニール管接続工事

流し台トラップは専用のしめつけ工具でしっかり固定します。

 

流し台トラップと排水管をつなぐ袋ナットは一般的には手締めでもOKなのですが、メンテナンス経験上、稀に経年と共に緩んでくるケースもございましたので、最後の半周だけ工具を使うのがポイントです。 

このひと手間が非常に重要です。

 

 

▼工事後の写真です。

中にステンレスのバスケットが付いており、大きな生ゴミが流れる心配もありません。

 

収納部もかなりスッキリしたんじゃないでしょうか?

 

こちらが工事前です。

 

 

▼排水水漏れチェック(1回目)

 

 

▼排水水漏れチェック(2回目)

シンクに水をためて、一気に流します。

当店では、部材に一番負荷のかかる方法で水漏れを確認します。


蛇口から水を流しただけでは排水に負荷がかからず、工事後、数時間か数日後に僅かな水漏れ(袋ナットから湿っているだけのような)が発生することもございますので、万全を喫します。

 

水漏れなし。

 

 

▼排水水漏れチェック(3回目)

最後はお客様と一緒に確認します。

 

水漏れなし。

 

排水もよく流れています。

(※3回目の排水水漏れチェックは「何度も一気に水を流すことによって排水管に蓄積した汚れを勢いよく押し出して『つまり』を軽減したい」という意味合いもあります。)

 

無事、工事完了です。I様にも大変喜んで頂けました。

 

 

配管状況にもよりますが、工事は早くて1時間ほどで終了します。

「ディスポーザーが故障したけど、ほとんど使ってなかったわ」というお客様はぜひご連絡くださいませ。

↓参考記事
→ディスポーザー(テラル製)撤去工事 上野芝某分譲マンション


この度は、当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました。

工事には万全を期しておりますが、この度の工事で気になることがありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

堺市内はいつでも点検が無料です。