【登場人物】
・ユウ(観光客。天気予報を信じるタイプ)
・ミカ(観光客。荷物を減らしたいタイプ)
・サトウさん(新潟の地元民。穏やかに全部わかってる)
・駅員さん(たまに真実を言う)
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① 新潟駅・改札前(朝)
ユウ:(スマホを見て)よし!今日の新潟、**晴れ**!最高!
ミカ:雨具いらないね。荷物軽いって正義。
ユウ:折りたたみ傘?いらないいらない。「降水確率10%」だよ?
ミカ:10%って…ほぼ0%じゃん。
ユウ:そう。**ほぼ勝ち確。**
(改札を出た瞬間、ふわっと冷たい風)
ミカ:……え、風、なんか言ってる。
ユウ:気のせい気のせい。新潟の風はフレンドリーなんだよ。
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② 駅前の大通り(3分後)
(突然、細かい雨が横から来る)
ミカ:ちょ、雨!降ってる!
ユウ:いや、これは…**ミスト**。観光演出。
ミカ:顔面に直撃してるけど!?
ユウ:ほら、肌にいいやつ!
ミカ:目に入って痛いよ!
(通りかかったサトウさん、普通に傘をさしている)
ユウ:すみません!今日って晴れですよね!?
サトウさん:晴れですよ。
ミカ:え、雨降ってますけど!?
サトウさん:それも晴れです。
ユウ:え?
サトウさん:**新潟の晴れは“時々全部”です。**
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③ 朱鷺メッセ方面へ歩く(さらに5分後)
(雨が止んで急に晴れる。太陽が出てくる)
ユウ:ほら!晴れた!勝った!
ミカ:勝ったって何…
ユウ:天気予報は正しかった!
ミカ:でもさっき負けてたよ?
(今度は強風が吹いて、ミカの髪がバッサー!)
ミカ:風!!髪が議員みたいになってる!!
ユウ:それ新潟の洗礼!
ミカ:洗礼っていうか…**整髪の権利奪われてる**!
サトウさん:(横を歩きながら)今日は穏やかですね。
ユウ&ミカ:え!?これで!?
サトウさん:ええ。**まだ序章です。**
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④ コンビニ前(昼)
(2人、コンビニで傘とレインコートとカイロと冷たい麦茶を買い込む)
ミカ:暑いのか寒いのか、はっきりして!
ユウ:今、体温が政策みたいに揺れてる…
ミカ:たとえが政治脳!
(レジで店員が淡々と)
店員:傘ですね。新潟にようこそ。
ユウ:これ、今日晴れって…
店員:晴れです。
ミカ:え、またそれ!?
店員:晴れですよ。**雨が降っても晴れです。**
ユウ:概念が壊れる…!
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⑤ 夕方・ホテル前(ラスト)
(空はキレイな夕焼け。完全に晴れている)
ユウ:最高の夕焼け!結局、今日は晴れだったね!
ミカ:途中の雨と風と冷え込みは何だったの…
サトウさん:(にこやかに)天気予報、当たりましたね。
ユウ:……はい。
ミカ:……はい。
(ユウ、スマホで明日の予報を見る)
ユウ:明日も晴れだ!よし、傘はもういいや!
ミカ:待って、学んで!?
サトウさん:(静かに)明日は…
ユウ:え、何ですか?
サトウさん:**明日の晴れは、今日の晴れとは別物です。**
ミカ:別物!?
ユウ:晴れに種類あるの!?
サトウさん:あります。新潟ですから。
(間)
ユウ:(真顔で)…傘、もう1本買ってきます。
ミカ:最初から買ってよ!!
(暗転)
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いかがでしたか?笑っていただけましたか?
新潟の天気って、予報が外れるんじゃなくて「予報が“広い意味で当たる”」のがすごいんですよね。晴れ=青空…だと思った瞬間、横から雨がビンタしてきます。しかも地元の人はニコニコしながら「晴れですよ」で済ませる。強い。強すぎる。
そして最後の「明日の晴れは別物です」は、もはや天気というより哲学。次回、新潟で傘を2本買いそうになったら…それ、旅が順調な証拠です。どうぞ安心して増やしてください(荷物だけは増えます)。