最近のSNS界隈で、赤ちゃんの『おくるみグッズ』騒動が起きてるの知ってますか?
赤ちゃんがよく寝るようにと、ミノムシの形になるようにスッポリ包んじゃう『おくるみグッズ』が流行ってるけど、赤ちゃんの股関節の発育形成不全を起こす可能性があるんじゃない?
というのが問題視されてるわけです。
発育に悪いなら止めりゃー良いじゃん。
と言ってしまえばそうなんだけど、新生児ママにとって、赤ちゃんがすんなり寝てくれるかどうかというのは、冗談抜きで死活問題。
まる福も2人の父だけど、早く帰った日や休みの日は寝かせ付けしてました。
すぐに寝てくれるときもあるけど、短くても30分は抱っこしてたし、長いときは2時間くらい寝たり起きたりを繰り返すもんだから、やっと寝てくれたときはヘトヘトのクタクタでしたよ。
寝かせ付けだけでもヘトヘトになるのに、付きっきりで世話してるママだったりパパだったりにとっては、一日中で、それが毎日毎日だからね。
寝不足なのが当たり前の生活なわけです。
一瞬でも目を離したら命に関わるからね、赤ちゃんは。
すぐに寝てくれるグッズがあるとなったら、頼りたくなりますよ、そりゃー。
このおくるみに関して言えば、寝かせ付けのときだけ着せといて、しっかり寝入ったら脱がせるのがベストなんじゃないかなと、まる福は思ってるけどどうでしょうね。
こうやって育児グッズって、毎年新しいものが販売されてますよね。
今じゃ当たり前のように使われてるエルゴも、上の子が産まれた12年前だと、まだ珍しかった。
そもそもね、無痛分娩についてもそうだけど、痛みに耐えてこそとか、しんどい思いをしてこそとか、そんなん無くても育児はできるし、優しい親になれるからね。
楽できるところは楽すりゃいいのよ。
ただね、今回のおくるみ問題のように、赤ちゃんの発育に影響があるなら、使い方を考えなきゃいけないわけです。
これの何が問題かと言うと、お尻の位置よりも足が高いでしょ?
ということは、骨盤が後傾、つまり背中が丸くなった状態のまま、自分の力でなく、後ろにダラっともたれて座った姿勢なわけです。
本来のお座りは、図のように自分の力だけで骨盤がしっかり起きて、自然と背中が真っ直ぐ上に伸びた姿勢です。
赤ちゃんのすごいところは、誰にも教わることなく、自然に動き方や姿勢を身につけていくことにあります。
ここに至るまでには、オギャーと産まれてから、寝返りやハイハイなど、動き方を増やしてきてるわけですが、実はこの動きの1つ1つに意味があり、全てがトレーニングになっているんです。
例えば、ハイハイは両手両足で体を支えるトレーニング。
なので、この時期にハイハイが少ないと
・転んだときに、咄嗟に手が出ずに顔から落ちてケガをする
・跳び箱や逆立ちなど、両手で体を支える運動が苦手
・立ったときに、股関節が安定しないのでふらふらする
といったことが起きる可能性が高まります。
このように、赤ちゃんの発育には意味があり、お座りにはお座りの意味があるのです。
そのタイミングで、むやみに間違った姿勢をさせてしまうと、本来獲得できるはずの能力が得られないことになりかねません。
お座りさせるのに、1人で骨盤を起こして座る練習をしておかないと、将来的に姿勢が悪い子に成長する恐れが出てくるのは、何となく想像できると思います。
間違えて欲しくないのは、だから使うな!ダメ、絶対!っていうんじゃないですよ。
こういうこともあるのを知っといてね、たまに使うのはいいけど、ずっと使い続けるのは止めときましょうね、ってことです。
しんどいけど、少しでも楽に楽しく育児ができますように!
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