事件は私が静岡から大阪に帰る新幹線ひかり内で起こった。
その女性は歳の頃なら私と同じぐらい、髪も服装もピシッと決まっていて少し年配の偉いCAさん(キャビンアテンダント)のような颯爽とした女性でとても素敵な女性であった。
その彼女が座席に座っている私の前を通り抜けた。
そのあと、私はトイレに行きたくなり席を立ち新幹線の通路をトイレの方に向かうと、
先程の女性が座席エリアと出入口等のあるエリアに跨るドアにしがみついて、
何か言いたげに今度は颯爽とは打って変わって悩ましい目つきで近づいてくる私を見つめてくる。
「?何?どうしたん・・?」と思いつつ近寄る、
この瞬間いろんなことが頭をよぎる。
ドアに挟まって助けを求めている?
ひょっとしてドアの後に彼女を脅している奴がいる?
まさかドアの向こうの車両が無くなっている?
絶対ないけど先程通り過ぎた瞬間、俺の魅力に気づいた?(笑)
直前に読んでた本がHB(ハードボイルド)小説だから暴想は止まらない!!!
HB小説読んで脳みそにHBのウジが湧いている状態だった!
さら近づいても彼女は俺を一掃見詰めてくる!!!
俺を見詰めながら彼女が一言「ドアが・・・」と言いつつ
必死でドアを手で閉めようとしていた。
そして「ドアが閉まらないんです~!!」と彼女は言い放った。
彼女の陥ってる状況にようやく気がついた!
この事件HBの展開かと思ってたら、吉本新喜劇の展開に・・・
そこで「自動ドアやから、離れたら閉まると思いますよ~」と間髪入れずツッコミ入れる!
「あぁ~」と言う言葉と同時にドアから彼女の手が離れ私も通り抜けてドアが閉まって無事事件は解決!!
彼女は、はにかみながら「す、すいませんでした~」とその場を離れた。
そこは「あぁ~」と言った時点で松竹の故横山たかし師匠の「すまんノォ〜」でハンカチ噛みながらはけて欲しかった〜
出典:https://www.shochikugeino.co.jp/topics/news/87634/
あとでこれが吉本新喜劇の俳優さんならドアの前でひっくり返るリアクションしてたな~と後悔する。
因みに今、吉本新喜劇、座長のアキさんのこのキャラが大好き↓
出典:https://www.instagram.com/mizutamareppuaki/
「いいよ~!」
最後に颯爽とした彼女が陥った「ドアが閉まらない事件」実は私も居酒屋で常習犯である!
その度に店の店長さんに「お客さん、それ!自動ドアですよ!」と突っ込まれている(笑)