RZ250 エンジンオーバーホール&30年の眠りから再生 03 | 丸忠輪店 ブログ

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外注作業の関係もあり車体の組み立て作業が少しストップしてるので

エンジンの作業を進めていきます

 

腐食があったクランクケースはブラストをかけて綺麗になりました

 

クランクシャフトは消耗品はすべて新品に交換して芯出しをしてあります

 

今回外観も綺麗にしたいというご希望ですので

シリンダー、ヘッド、ケースカバーはブラスト後ウレタン塗装です

 

摩耗の大きかったシリンダーは1オーバーサイズでボーリングをしました

ピストンクリアランスは0.065mmです

 

シフトシャフトはオイルシールが当たる部分の段付き摩耗が大きかったので

新品に交換します

 

クラッチハウジングもガタが大きかったので気持ちよく新品に交換です

この辺は距離走ってるエンジンでは必ずと言っていいほど駄目になってるので

直すには交換するしかありません

 

各部の動き確認しながら組んでいきます

 

シリンダーガスケットもちゃんと向きを確認して間違いないように組みます

掃気ポートの部分は前側が尖がった形状になってるので

シリンダーガスケットも同じ形状になっています

 

右側のクランクケースも塗装してウオーターポンプもオーバーホールです

ウオーターポンプのオイルシールも方向性があるので向きを間違えないように組みます

 

腰上まで組んでエンジンの形になりました

 

リークチェックを行う間にオイルポンプのオーバーホールを行います