まるちゃん復活祭★ビックリしたな~もう! | ボク、まるちゃん!

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保護犬マルチーズまるちゃんのサバイバル日記です。

こんにちは音譜ケロ姉ですけろけろけろっぴ

更新が遅れて、ご心配をおかけしてすみません

前回の検診結果の報告では、びっくりするくらいたくさんのお友達から応援をいただき、
まるちゃんも私も嬉し涙チョチョ切れました。
本当にいつもご心配いただき有難うございます。

6月半ばまでは本当に元気で、脳腫瘍だなんて誤診じゃないの?と思うほどだったのですが
どうやら、1つレベルがステップアップしてしまったようです。

その変化に私がうまく対応できず、右往左往してしまいました。
そんなこんなで、手が離せないことが多く、皆さんのところにもお邪魔できず
申し訳ありません。

昨日、やっとこさ、まるちゃんが復活してくれました。
今朝は7月に入って初めて「納豆おねだりネバネバ攻撃」を朝から受けました。

今回の記事はこの1週間の、まるちゃんのしんどい状況と家族のパニックぶりを
ご紹介します。
病気が判明されたご家族や、闘病中のご家庭の、反面教師になれればと思います。


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6月下旬から徐々に脳腫瘍による呼吸のしづらさがひどくなっていたまるちゃん。
それまではステロイドを偶数日は1日2回、奇数日は1日1回与えていましたが、
鼻が腫れてきたので毎日2回にして回復を期待しました。

そして先週の木曜日の夜(7/2)、帰宅すると、まるちゃんの頭にベッタリと薄黄色
の汁がこびりついていました
膿などが破れたときのような色です。

腫瘍が破れた!
そう思いました。

まるちゃんはふらつき、目もうつろで破裂した側はひどい斜視です。
息は荒く、眠ることさえままならない状態

慌てて酸素発生器の電源をつけ、まるちゃんの鼻元へ。
いつもなら少しイヤがりますが、この日は気づかないほど意識がもうろうとしていました。

しばらくすると、口を大きく開けて寝始めました。
酸素チューブを口の中に挿入しても、気づかないのか、辛くてどうでも良いのか
全く反応しませんでした。

そうこうしているうちに、耳の縁の血色が悪いことに気づきました。
少し紫がかっているように見えたのです。
そして、お腹もうっすらと血色が悪くなっています。
酸素が体に行きわたっていないのかもしれません、と思いました。

でも、舌の色は普通ですし、腹部からも肺水腫を示すような音は聞こえません。
チアノーゼなら夜間救急に走るともりでしたが、そうではないようなので
朝まで自宅で看護することにしました。

破裂した箇所は触らないようにしました。
液は出ておらず乾いていましたし、ひどく傷むでしょうから。
それに、うっかり触って化膿するといけないと思いました。

私はお風呂も入らず、片時も離れず、一晩中見守りました。
辛そうな様子が今までとは違っていました。
その時、何か感じました。
「今夜限りかもしれない」

朝を一緒に迎えられないかもしれない。
でも、今まるちゃんは一番好きな私のベッドにいる。
そして私と一緒にいる。
だから、もしその時が訪れても、感謝しなくては。
そんなことを考えていました。

長い夜でした。
まるちゃんの荒い息と酸素発生器の音だけが部屋に響いていました。
ガンバレ、まるちゃん
ガンバレ、まるちゃん

ようやく夜が明けた時、まるちゃんと目が合いました。
良かった。
朝日に感謝しました。

ふらふら、ぐったり、で様子は夜と変わりませんでしたが、
ちっこをさせるためシートに連れていきました。

すると…
足上げて小便小僧 チーチーしとります
あれ、足上がるの

ママ 悪寒が「あ、良かったねー 」と声をかけると、
なんだか元気に反応するまるちゃん。

???
脳腫瘍の破裂ってこんなもんなの?
思ったよりハードルが低いというか…

でも、一応お医者様に診て頂きましょう。
朝一番に電話して「腫瘍が破裂したようです 」とお伝えすると
すぐに診てくださるとのこと。
まるちゃんを助手席に乗せてGO !!

 
膿のどろどろがこびりついたままでヒドイ顔ですが
そんなこと構っていられません。

毛で患部は見えませんが、この頃には完全に乾いていました。

  

わーい

…って、まるちゃん、たっちしてるやん!!(ノ゚ο゚)ノ
あれ?
あれ???


というわけで病院に連れていくと、心配そうな先生。

かくかくしかじか説明し、処置していただくことになり…
10分ほどで処置室に呼ばれました。

患部を綺麗に拭き取ってもらったまるちゃん。
頭には直径3cmほどの赤い患部。
その真ん中に数ミリほどの赤い点。

ん?腫瘍の破裂って、意外とあっさりした感じなのね?
もっとグロテスクかと思っていました。


と思ったら、医者 先生が

イボをひっかけて皮がめくれたようです。

ん?イボ?イボ?
腫瘍じゃないんですか?
え?それだけ???

やだーーーん (/ω\)
大騒ぎしちゃったわー
恥ずかしいわーーー

もう~まるちゃん!!
イボならイボって言ってちょうだいよ!!
私、徹夜で看病したのよ!
私の夜を返してちょうだい!!

というわけで、先生に大騒ぎしたお詫びを言ってスゴスゴと帰途につきました。

  

でも、しんどかったのは本当だもんね。

腫瘍の炎症で腫れた患部が、完熟した桃のようになって、
爪をひっかけて簡単にめくれてしまったのだと思います。

それで更に痛みが増したのだと思います。
気づいてあげれなくてゴメンね。

ステロイドを飲んでいるので傷の治りが悪いかも…と先生に言われましたが、
翌日にはそこそこ綺麗に治っていました。

ステロイド減量中とはいえ、毎日ステロイドを飲んでいるのに炎症による軽い腫れを
起こすレベルになりました。
なので自己判断でステロイドを1日2回半錠ずつ与えることにしました。

それにしても、パニックになると目に映るもの全てが悪い方向に見えてしまいます。
耳の色も、考えすぎだったようですし、お腹の色も薄汚れて血色が悪く見えているだけでした。


そして週末には…
 
少しだけですが、お散歩も楽しめました。

 
 
と、ここで平和に記事を終えたいところですが…

ステロイドを1日2回にしたにもかかわらず、今週の火曜日にはまた痛みが出てきました。
表情でわかります。

斜視がひどいものの、目立った赤い腫れはありませんでした。
最近では全体が盛り上がってきて、少々の腫れが判断しにくくなってきたこともあります。
また、腫瘍そのものが大きくなりつつあるのだと思います。

困り果てて咳止めシロップを鎮痛剤がわりに飲ませると、なんとか朝まで寝てくれました。

強い鎮痛剤が必要だ…と思い、オピオイド系のお薬が頭をかすめました。
しかし先生は次のステップとしてステロイドの増量をご指示下さいました。

あ、なるほど。ステロイドの増量は思いつかなかった!
自分がどれだけパニックになっていたか思い知らされました。


その夜帰宅すると、まるちゃんは鼻血ミラクル を出していました。
今まではくしゃみのときにピシャっと飛ぶ程度でしたが、
この日はタラタラと流れていました。

そして、日中、おねしょ小便小僧 をしたとのことでした。
そんなの初めてです。
痛くてなのか、コントロールできなくなっているのか…
普通でないことだけは確かです。

早速、増量したステロイドを上げると1時間ほどでステロイドは止まり、
表情も穏やかになってきました。
そして翌日にはそこそこ元気に、夜には久しぶりに明るくなっていました。
やはりステロイドはてきめん、効きます。

ステロイドの調整がとても重要なんだと実感しました。
ステロイドは心臓病の治療とは相反する作用があり、心臓に負担がかかります。
それに肝臓値もどんどん悪化します。
なにより急激に心拍が上がるため、ハァハァがひどくなります。

でも、まるちゃんの苦痛を和らげるためには、躊躇してはいけないんだと思い知らされました。
ステロイドをうまく調節し、苦痛と体調管理をきちんとコントロールする。
ステロイド減量ばかりを考えていましたが、考えを改めたいと思います。

そしてこれからのために、オピオイド系の鎮痛剤も早めに勉強しておこうと思います。
獣医さんはやはり処方をためらわれると思いますので、必要だと思ったら
家族からお願いするしかありません。
本当に「最後の手段」なのでしょうか?
廃犬になってしまいますか?
うまくコントロールすることで快適な生活を送っているお友達はいませんか?
ご存じの方、アドバイスをいただけると助かります。


さて、長くなりましたが、鼻や副鼻腔に疾患のあるワンコちゃんは、
腫れたときにこの動画のようになります。
日中、水を飲んだり大きく息をすると、鼻づまりにより普通の呼吸ができません。
症状が出ている時は、苦しいようですし、このときに鼻血が出ることもあります。

特に心配なのは、寝ている間に無呼吸になる場合があることです。
もし強い鎮痛剤などで深く眠っている間に長く無呼吸になれば、生命に関わります
ので、要注意です。
長くなりました。
たくさんの皆さんに本当にご心配をおかけしました。

また穏やかな毎日を維持できるようケアしていきますね。
甘えん坊で、朝から抱っこ抱っこ、帰ると抱っこ抱っこ、ブログ更新も訪問もさせてもらえません。
でも、仕事の合間にこっそりのぞいてます♪

次回からは、また明るくいきますよ~
よろしくお願いしまーす


不安な夜も一人じゃないよ。
きっと同じ時間に、同じ思いで朝を待っている仲間がいます。
一緒に頑張ろうね。

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