European Rail Timetable のNewsLetter (ヨーロッパ鉄道時刻表、以下ERTと略)THE FRIDAY FLYER 23.May.2025 の日本語訳です。文章は読みやすいように情報を補足しております。
トレニタリアは2025年5月21日、パートナーのÖBB(オーストリア鉄道)およびDB(ドイツ鉄道)とともに、2026年から2028年にかけてイタリア〜ドイツ間の都市を結ぶフレッチャロッサ1000による高速サービスを導入すると発表した。
最初のサービスは、ミラノ〜ミュンヘン間およびローマ〜ミュンヘン間を結ぶ。ミラノ〜ミュンヘン間は所要時間6時間30分で、ブレシア、ヴェローナ、ロヴェレート、トレント、ボルツァーノ/ボーゼン、インスブルックに停車する。ローマ〜ミュンヘン間は所要時間8時間30分で、フィレンツェ、ボローニャ、ヴェローナ、ロヴェレート、トレント、ボルツァーノ/ボーゼン、インスブルックに停車する。
ブレンナーベーストンネルが開通すれば、所要時間は約1時間短縮される。2028年12月までに、ミラノ〜ベルリン間、ナポリ〜ベルリン間、ナポリ〜ミュンヘン間など、イタリア〜ドイツ間を結ぶ10路線が開通する。
◆ 筆者メモ
最近の国際列車関連の情報では大きめの話題ですね。今後が楽しみです!さて、この元記事と思われるニュースに、投入されるフレッチャロッサ1000についてコメントがありました。現在、日立およびアルストムによって、ドイツ、オーストリアでの運行に対応改造が進められていて、完了次第、3カ国での広範試験および認証が実施されるようです。設計・製造段階からイタリア国内はもとより、欧州鉄道ネットワーク内へ乗り入れを想定した設計・製造がなされていた「先見の明」が形になってきました。
◆ 筆者メモ
2022年の駐日フィンランド大使館のXポストを見つけまして、メモ兼ねてアップしました。指摘の通り、莫大な費用がかかるのに改軌に動いたのは、隣国ロシアの動きによるものでしょう。ロシアとフィンランド間には従来直通国際列車が運行されていましたが、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけにその脅威が再び現実的になっている現状から下した決断だと理解しました。
鉄道好きの皆さんに、クイズです。
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) April 13, 2023
フィンランドの軌間〜レール(ゲージ)幅はどのぐらいでしょうか?
欧州の標準は1,435 mm
フィンランドは
1,524 mm
その理由は歴史にあります。
こちらは欧州標準にするには莫大な費用がかかるので、現実的ではないという記事 https://t.co/O47c9xSMl2
◆ 筆者メモ
今回紹介したニュースの元記事と思われるページを載せておきます。記事によると予想される運行ルートは、ワルシャワ、カトヴィツェ、オポチノ(Opoczno)を経て、チェコのオストラヴァ、オーストリアのウィーン、スロベニアのリュブリャナを通過するとのこと。ちょっと興味深いルートですのでERT夏号が楽しみになってきました。
◆ 筆者メモ
マドリード〜バルセロナ間の高速列車について、上記の通り4種類が存在しており、運賃やサービスでしのぎを削っています。単にオープンアクセス会社が市場参入する他のヨーロッパ諸国と異なり、スペイン国内を3つにわけた高速列車網を、選定された事業者が入札形式で運行本数を落札しているようです。「選定された事業者」とは、現在①RENFE(AVE、avlo)、②トレニタリアのコンソーシアム(iryo)、③SNCF(Ouigo-Espana)で、①〜③は「パッケージ」と呼ばれています。
本日は以上です。
ERT 5月号(デジタル版)発売中
参考文献 European Rail Timetable May 2025 Edition
写真はEurostarの写真はブログ筆者撮影

