European Rail Timetable のNewsLetter (ヨーロッパ鉄道時刻表、以下ERTと略)THE FRIDAY FLYER 9.May.2025 の日本語訳です。文章は読みやすいように情報を補足しております。

 
【国際列車】オランダ/ベルギー/フランス
ユーロスター・インターナショナル社は、アムステルダム〜マルセイユ間をブリュッセル経由で結ぶ「ユーロスター・サン(旧タリス・ソレイユ)」について、2025年夏の運行は行わないと発表。また、スキートレイン(2025/2026年冬シーズン)については運転前提で暫定ダイヤを発表。この列車は引き続きリールでの乗り換えが必要ですが、運行期間は4月初旬まで延長され、アルプスからの帰路は日曜日だけでなく土曜日にも選べるようになった。

◆ 筆者メモ

暫定ダイヤはこの「snowcarbon」というスキー旅行を主に扱っている旅行サイトで発表されていました。それによると例年通りツアーとしては、ロンドンからフランスのスキーリゾートであるブール・サン・モーリス間を、ロンドン発は土曜日、ブール・サン・モーリス発は日曜というスケジュールで2025年12月末から3月上旬まで運行される予定。ERTと「snowcarbon」とでは、書かれているスケジュールに多少の差分がでているのですが、暫定なので仕方ないでしょう。

 

Eurostarのロゴがある赤い列車

この「snowcarbon」の記事を読んだ後学として、スキーリゾートのほとんどすべてのアパートとシャレー(山小屋タイプの宿泊施設)は7日間(1週間)単位で部屋を貸し出すものなのですね。ホテルだとそのようなことは起きないようですが、利用者によってはこのユーロスターの運行スケジュール(土曜日入り、日曜出発)だと、予約しづらい(追加の1泊分をどこで宿泊したらいいか問題)がでてくるとのこと。こんなところで文化の違いを知ることになりました。

 
フランス
冬のスキーパッケージツアーを提供する旅行会社「トラベルスキー」は、2025年12月から2026年3月にかけて、週末限定でパリ〜ブール・サン・モーリス間の夜行列車を運行すると発表。予約受付は2025年5月中にも開始される可能性がある! 

◆ 筆者メモ

ここでも「ブール・サン・モーリス」が登場です。ユーロスターとあわせて、パリからのスキーヤーの足となる夜行列車の話題です。このインスタグラムの投稿に運行詳細がまとめられていました。かいつまむと、所要時間は10時間程度、2025年12月19日から2026年3月20日まで、14往復運行、クールシュヴェル、メリベル、ヴァル・トランスといった人気スキーリゾートにも停車。編成構成は、クシェット(660名)、バー、レストランが連結、列車チケット、リゾートまでの送迎、宿泊、リフト券、スキー用具を含むオールインクルーシブ・パッケージあり。

 

 

 
【イギリス】
ワイト島のライド・ピア・ヘッド駅とライド・エスプラネード駅を結ぶ鉄道路線が、桟橋の改修工事完了に伴い、8か月ぶりとなる、2025年5月2日に運行を再開。現在は、ライド・ピア・ヘッド〜シャンクリン間の全線で運行されている。

◆ 筆者メモ

イギリスのサザン・ウェスタン・レイルウェイ社の公式ページでも確認できました。下のページの写真から分かる通り、船乗り場につながる桟橋をわたる鉄道で、長い歴史を有する路線です。ここで詳細説明に割くスペースはありませんが、この旧国鉄線に加えて、保存鉄道である蒸気鉄道(要はSL列車の線)がワイト島を有名にしているといっても過言ではありません。

 

 
なお、最近ERTのFridayFlyerでは、短い論考を載せることが増えてきました。今回もスペイン国鉄(RENFE)によるスペイン発着の国際列車、ならびに他国の鉄道市場に打って出ようとする動きについてERTの所感がまとめられています。ご興味あれば読んでみてください。

 

本日は以上です。

 

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参考文献 European Rail Timetable May 2025 Edition 

写真はEurostarの写真はブログ筆者撮影