ThomasCook European Timetable 2009年冬・春号の NEWS EXPRESS です。

ブログ筆者の研究用のデータベースの公開という位置づけです。ご興味あればご参照ください。原文は英語のため、書き起こしから機械翻訳とその後のブログ筆者による加筆と、その後も適宜修正を加えていきます。(この号では日本語訳されています)

 

・英語原文をブログ下部に貼り付けております。

・カテゴリーごとにまとめるため、本文の掲載順から変えています。また、時刻表販売、マーケティングに関する記事はブログ趣旨ではありませんので、外しました。

・ブログ内の地名ですが、邦訳があったり、なかったりしますが、機械翻訳の結果となります。必要に応じて追って補足をいれていきますが、邦訳された地名のつづりを知りたいかたはブログ下部の原文を参照ください。

 


 

2008年12月のダイヤ改正(2009年ダイヤ)についてのニュースです

 

  イタリア鉄道の高速新線 ミラノ〜ボローニャ間開通!

 

イタリア高速鉄道網建設プロジェクトの中でも、もっとも大きな位置を占めるミラノ〜ボローニャ間が2008年12月14日に待望の高速新線が開通する。 約220キロの距離がある両区間は現在、エウロスターイタリア (ES)を利用して2時間を要していたが、新線開通後は従来の半分となる、わずか1時間で結ばれる。 最高速度も大幅にアップし、 ETR500車両を使用した列車では時速300km/hで運行される。

また今回の新線開業に合わせて、新たなカテゴリー「ESAV Fast」が誕生、平日中心の運行ながらミラノ〜ローマ間をノンストップの3時間30分で結ぶ。新線開業に合わせて、新たに高速新線用ホームが建設されたボローニャ中央駅のデザインは、日本の建築家磯崎新氏が手掛けており、その斬新なデザインは必見である。

 

 

  オーストリアの高速列車 レイルジェット誕生

 

オーストリア連邦鉄道 (ÖBB)ではダイヤ改正に合わせ、新たなカテゴリー「レイルジェット (RJ)」の運行を開始する。 レイルジェットはグレードアップした最新の専用客車+機関車により運行され、一部区間では230km/h運転も行われる予定である。 従来の1等と2等の他に、「プレミアムクラス」 が設定され、食事のシートサービスなども行われる。 この12月14日からの運行区間はミュンヘン〜ザルツブルク〜ウィーン〜ブダペストとなっており、ザルツブルク~ウィーン間の所要時間は20分程度短縮される。 また09年末には、チューリヒ〜ウィーン間も加わる予定となっている。

 

 

  イタリア鉄道の新鋭 ETR600運行開始

 

イタリア鉄道では、これまでエウロスターイタリアに使用する車両として、 初代振子式車両ETR450と第2世代のETR460/480、 最高速度300km/hのETR500を世に送り出してきた。 ETR600は、エウロスターイタリア (ES) で運用しているETR460の後継車両という位置付けで、 振子機能を搭載した第3世代の車両ということになる。

営業最高速度こそ250km/hと、 ETR500の300km/hには及ばないが、デザインは引き続きジュジアーロが手掛けるなど、より洗練されたものとなっている。 2009年には、チザルピーノ用ETR610も登場する予定である。

 

 

  ユーロスター トンネル火災の影響

 

2008年9月に発生したユーロトンネル火災発生以降、ユーロスターは被害の少なかったトンネルを使って片側交互通行として運行させているが、現在はその影響で、運行本数や所要時間が大幅に変更となった暫定ダイヤで運行されている。

トンネルの復旧工事はまだしばらく掛かることから、少なくとも2009年3月までは、この暫定ダイヤで運行される予定となっている。 なお、 ダイヤは工事の進展と共に変更されることもあるので、乗車予定がある方は乗車前に運行状況を確認されることをお勧めする。

 

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