European Rail Timetable のNewsLetter (ヨーロッパ鉄道時刻表、以下ERTと略)THE FRIDAY FLYER 8.Mar.2024 の日本語抄訳です。
【スペイン】
Table677 週3回運転されるウェルバ(Huelva)発サフラ(Zafra)行の長距離ローカル列車メディア・ディスタンシア(MD)は、掲載している時刻より78分繰り上げて出発するが、加えて所要時間も約1時間延びている。これにより、セビージャから列車との接続が途切れるため、旅行者は両方向ともウエルバで一泊しなければならなくなる。
ブログ筆者補足
この記事について、このエリアに詳しくなく、深堀りが限定的になることお許しください。まずウェルバってどこって話から。ちなみにサフラは北にあるメリダに向かう途中にある町です。
ERTの当該ページの複写は下記リンク先からご覧になれます。
記事で話題にされている列車は、MD13087列車 であり、記事上では、
MD13087列車 ウェルバ(Huelva)10:58発 → サフラ(Zafra)着14:18
所要時間 3時間19分
2024年3月時点で当該列車をRENFEオンライン時刻表で追いかけると下記のダイヤがデてきます。
MD13087列車 ウェルバ(Huelva)9:40発 → サフラ(Zafra)着13:55
所要時間 4時間15分
どうでしょう。この比較でようやく注意喚起されている一部が理解できます。一方で、「セビージャからの列車との接続が途切れる」というのが、ERT上ではセビージャ発マドリード行のMD17907列車とのサフラでの接続時間は20〜25分あるのですが、これが無理だといっているようです。RENFEオンライン時刻表に「但し書き」があり訳すると、
インフラ工事のため、この列車はウエルバ駅とサフラ駅の間を道路で移動する。
つまり、代行バス運行されると理解できました。
RENFEのインフラ管理をしているAdifのページを見ると2023年夏から大規模なインフラ更新工事を行っている模様。
その影響で、代行バスされるようだという見立てです。そのため時刻表で約束されている接続は期待できないのかとようやく(勝手に)合点が行きました。
この記事を読む方で、ピンポイントにスペイン南部を移動される方は皆無(!!)だと思いますが、ぜひ気をつけてご旅行をされてください。
本日は以上です。
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参考文献 European Rail Timetable Spring Edition 2024