2024年2月19日、福岡県北部、筑豊と呼ばれるエリアに属する直方市に伺いました。

 

折尾から福北ゆたか線を使って南下、列車の終点直方に向かいました。時間は昼ご飯の時間を少し過ぎたころ。時期的に高校生の期末考査か入試対応なのか、午前で授業を終えた学生さんで一時満席となった3両編成電車は、ほどなく終点の直方駅に到着しました。

 

こちら、直方駅の駅名標。鉄道ファンでない限り、県外の方が、直方を「のおがた」と読めるケースはなかなか少ないようです。私は子どもの頃から慣れ親しんだ難読地名ですw.

 

 

直方駅の構内をぶらぶらしてみます。ちなみに私の幼少時代は筑豊本線の名称しか存在していなかったため、福北ゆたか線の愛称には違和感を感じます。

 

 

奥に見えるのはJR九州の直方車両センターです。813系、817系といった電車列車、キハ40,キハ140といった気動車列車が所属していますが、常駐していないものの、特急ゆふいんの森号(キハ71系、キハ72系)の車両の戸籍上はこの直方車両センター所属です。

 

 

広い構内は、かつての筑豊本線を往来した数々の旅客列車、石炭輸送列車の存在を想像させます。小学生の頃に訪問した際にはすでに石炭輸送は廃止されていたものの、昼間には暇を持て余した50系客車列車が何本も留置されていました。朝夕のラッシュ時には門司港まで運転されていたり、時間帯によっては現在の原田線にも乗り入れていました。DD51牽引の客車の普通列車が存在していた時代です。

 

 

4番線まで存在しているのですが、昼間の2〜3時間はこのホームから発車する列車はゼロのようです。かつては本州からの特急列車も経由していた筑豊本線の栄華は遠い昔の話です。

 

 

駅前も歩いてみました。現駅舎は2011年4月完成とのこと。それでもすでに13年近い月日が経っています。

 

 

駅から歩いて5分もしないところに、須崎(すさき)町公園がありました。広場もあり、イベントが開催されることもあるようです。この日は平日でしたので、そんな鱗片は全く感じさせず、ただ雨の落ちる音が広場を響いていました。

 

 

直方駅から見て、須崎町公園の奥にあるのは、すさきと看板の付いた商店街が佇んでおります。入口には青果店が品物を並べていました。昭和レトロを体現する佇まいです。

 

本日は、以上です。