先日、所用で北九州市におりました。合間で、北九州モノレールに乗車しました。
ブログ筆者が以前乗車したのは小学生の頃なので、おおよそ40年ぶりの再乗車となります。
あの当時はJR小倉駅構内に乗り入れていない時代でしたので、当時未開通区間に乗車にして全線完乗とするため、小倉から企救丘(きくがおか)までだーっと乗車。今回のブログはその全線完乗後、企救丘駅から折り返して戻るタイミングとなります。
この北九州モノレール、会社名は北九州高速鉄道といい、そこが保有する小倉線となります。1985年1月9日に最初の区間(旧小倉駅〜企救丘間)が開業、その後延伸しJR小倉駅に乗り入れ。現時点で全長8.8km。
小倉から数えて13番目の駅、企救丘駅。日本に2つとない珍しい駅名ですが、駅周辺が企救丘が故の命名なのは説明不要なのですが、調べてみると、そもそもこの地名の由来は門司から小倉に跨る一連の地域に付けられた「企救郡」とのこと。しかし、小倉市への編入で「企救郡」は消滅。その後の詳細は追っておりませんが、企救丘という地名として再誕生し、現在に至ります。なお「企救」という地名自体は万葉集に由来する、由緒正しい地名のようです。
企救丘駅の入口付近から線路を見上げたところ
北九州モノレール開業時から活躍している1000形。帯色を赤や黄、車両広告など他のバージョンが存在しているようですが、このオリジナルの青が私の懐かしさを掻き立てます。ちなみに連結器の部分に接続されている機器は線路上に取り付けられたブラシがありました。
車内の様子。4連の編成内は他のモノレールと同様に、車両間の扉がなく、大変開放的な空間が広がっています。この日は土曜日でしたが、午後の閑散時間帯であり、ベットタウンの始発駅でよく見られる車内ガラガラの状態で小倉に向けて出発しました。
企救丘駅の南端の窓からの眺め。駅の東側に広がるのは車両基地です。もしお手元に地図があれば検索いただきたいのですが、高所の本線から、基地内の引込線に降りていくために、基地内を陸上競技場のトラックの形で徐々に下っていく配線です。
南の始発駅、企救丘駅を出発!
小倉駅からモノレールの線路を眺めたところ。
前述の通り、現在の平和通駅がかつての小倉駅であり、1998年4月1日にJR小倉駅まで延伸されました。
下記写真の奥に見えるのが平和通駅で、これが1998年3月31日までは小倉駅として機能していたわけです。JR小倉駅から400メートルほど離れた始発駅だったので、私が乗車したころはJR駅までとぼとぼ歩いていったんだなと、記憶にも残っていない頃の出来事を振り返ってみました。
今回も懐かしさ満載の小旅行でした。
本日は、以上です。
参考ページ:北九州高速鉄道小倉線(Wikipedia)、北九州モノレール公式ページ
ブログ内の写真はすべて筆者撮影によるものです。