2024年2月1日に、European Rail Timetable(ヨーロッパ鉄道時刻表、以下ERTと略)のFebruary 2024 Digital Editionがリリースされました。その中のNEWSLINESページの掲載情報から、毎週配信されているFRIDAYFLYERと重複しない情報をまとめます。

 

【国際列車】

  • イタリアのメディアの報道によると、ミラノ〜ヴェネチア〜リュブリャナ間で運行されるユーロシティ列車が2024年4月に導入される可能性があるという。列車番号は137/136で、所要時間は7時間弱となる。
  • ユーロスターは2024年11月より、3つの旅行クラスのブランド名を変更し、ネットワーク全体で統一する。新しい名称はユーロスター・スタンダードユーロスター・プラスユーロスター・プレミア。現在のクラスは、ユーロスター・ロンドン線のスタンダードスタンダード・プレミアビジネス・プレミア、大陸路線(旧タリス)のスタンダードコンフォートプレミアムである。
  • 2024年6月から12月にかけて、アムステルダム中央駅で大規模改修工事が行われるため、ユーロスター専用出発エリアは一時閉鎖される。この工事期間中、ロンドン〜アムステルダム線は平日4便から3便に減便され、既報の通り、アムステルダムからロンドンへ向かう乗客は、国境手続きが行われるブリュッセルで乗り換えなければならなくなる(Table18)。

 

【イギリス】

  • 2024年2月10日から3月10日までの週末のトランス・ペナインエクスプレス(※列車運行会社)の修正ダイヤは、情報が複雑なため、2月号の紙面で提示できない(Table188)。この期間の週末移動については、運行会社に確認されたい。
  • マン島鉄道の2024年ダイヤが確定したため、Table229を更新した。

Table229は下記リンクから確認できます

 

 

【フランス】

  • 2024年2月10日(Table333)より、ニーム〜ランジャック/マルヴェジョル間の路線において、 工事による影響が発生する。残念ながら、複雑なダイヤ改正のため、サービスの詳細を示すことはできないため、別途確認されることを勧める。ただし、2月26日から4月1日の間は、ニーム〜クレルモンフェラン間の直通列車のみに影響が生じ、全体への影響は軽微。211ページのTable 333に、この期間中の変更後の時刻表を掲載した。

Table333は下記リンクから確認できます

 

 

【ポーランド】

  • すべての時刻表を更新し、2024年3月9日まで有効であることが確認された。ポーランド国内での時刻は頻繁に変更されるため、3月10日以降の利用時は、最新情報を再度確認することを勧める。
  • ズヴァルドン〜ジリーナ(スロバキア)間の越境列車は再構成され、乗り換え駅が、チャドツァ(Table1077)ではなくスカリテーで乗り換えが必要となった。

Table1077は下記リンクから確認できます

 

 

今回は以上です。

 

ERTのTable 番号と突合する形で景勝ルートを紹介している鉄道旅行者向けガイドブックです。全文英語ではありますが、表現は平易なので安心して使えます。かつての地球の歩き方のヨーロッパ鉄道の旅シリーズが乗り方中心の構成でしたが、こちらは沿線紹介が中心の構成なので、現地の観光ガイドとしても有効です。

 

★ERTの2月号(デジタル版)が発行されました★

 

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参考文献 European Rail Timetable February 2024(Digital Edition)