日本の鉄道で運転された開業・周年記念号で時刻表掲載されたものを取り上げています。

 

第81回目はJR東日本が運行した、八戸線全通80周年の記念列車についてまとめてみます。

現在の青い森鉄道の八戸駅ですが、八戸線開業当時は街の中心には存在していないため、中心である本八戸まで延伸開業させたのが、八戸線のはじまりです。かつては上野からの急行列車も乗り入れしていた支線ですが、現在では定期列車は普通列車が運転されるのみですが、東北の旬の味覚を楽しむことができるリゾート列車TOHOKU EMOTIONが2013年から現在(2024年)に至るまで運転開始されているのは特筆点でしょうか。

 

 

  周年記念の概要

八戸線全通80周年

対象物

JR東日本 八戸線

所在地など  八戸〜久慈間 64.9km
歴史の起源(概要)

1894年1月4日 八戸線最初の区間として、日本鉄道が尻内駅(現八戸駅)〜八ノ戸駅(現本八戸駅)間を開業させる

1930年3月27日 八戸線全線開通・・・ここが起点

 

 

  臨時列車の運行概要

快速 八戸線全通80周年号 

運転区間 八戸〜久慈
運転日

2010年3月27、28日

使用車両・編成

キハ40系 リゾートしらかみ(橅(ブナ)編成)

こちらのページを参考にしました
列車番号、運転ダイヤなど

9435D 八戸発11:12 → 久慈着12:38

9450D 久慈発15:37 → 八戸着17:50

途中停車駅(八戸起点):本八戸、陸奥湊、鮫、種差海岸、階上、種市

備 考  全車指定席
 

リゾートしらかみ 橅編成の写真はこちらから。下記のリンク先の写真は2010年当時と同じ塗色ですが、2016年7月にはリニューアルが行われていますので、外観配色はじめ変更が生じています。

 

 

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

全通記念列車が運転されていた当時の八戸線の紙面。八戸〜鮫間の区間運転が多いことから沿線人口の分布を垣間見ることができます。紙面内に、小鳥谷(こずや)、三戸発の列車が設定されています。小鳥谷はIGRいわて銀河鉄道、三戸は青い森鉄道の駅であり、当時は他社線からの乗り入れ列車が一部列車に存在していたのですが、2018年3月のダイヤ改正をもって全列車八戸始発の八戸線内のみで運転されるダイヤとなっています。

JTB時刻表2010年3月号より

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考資料 JTB時刻表2010年3月号

参考サイト 八戸線(Wikipedia)、Railf.jp、鉄道コム、Frickr など各種サイト