スイス国鉄　２０２４年ダイヤ改正概要（公式ページより）

私のブログで、ヨーロッパ各国の２０２４年ダイヤ改正の概要をまとめてきましたが、遅まきながら、スイス国鉄の公式ホームページで発表しているダイヤ改正概要をまとめてみました。

SBB（スイス国鉄）2024ダイヤ：2023年12月10日に施行

どのような新サービスがありますか？

ジュネーブ〜ベルン〜チューリッヒ〜クール

週末には、既存の直行便に加え、２往復の直行便が新設

- ジュネーブ空港発5:32→クール着9:52

- ジュネーブ空港発13:32→クール着17:52

- クール発10:08→ジュネーブ着14:27

- クール発18:08→ローザンヌ着21:40

※クール発の最終便はローザンヌ行きです。

チューリッヒ〜ブリーク

スキーヤー、ハイカー、バイカー向けに週末、チューリッヒ発ブリーク行きの新しいインターシティ列車が運行される。

・土曜日のみ運行：チューリッヒ発7:38→フルティゲン着9:12→フィスプ着9:28→ブリーク着9:38

・日曜日のみ運行：ブリーク発16:18→フィスプ発16:27→フルティゲン16:45→チューリッヒ中央駅着18:32

チューリッヒ中央駅〜アインジーデルン（季節運行）

2024年1月13日〜3月3日の期間限定で、チューリッヒ中央駅〜アインジーデルン間の直行便が、週末の午前と午後の２便運行される。

（ブログ筆者補足：チューリッヒ発8:27、9:40；アインジーデルン発15:32、16:38。いづれも列車種別はRE（快速列車））

ブリーク〜ベルン〜バーゼル

IC6号線について、火〜日の早朝に以下の列車が設定される。ブリーク発5:16→べルン着6:24→バーゼル着7:32。夕方、最終列車は従来より１時間繰り下げて運行。バーゼルSBB発22:28発→ベルン発23:37→ブリーク着0:41

※接続は、チューリッヒ空港、バーゼル空港の早朝、深夜到着時に便利な列車。

オルテン〜ビール／ビエンヌ

金・土曜の夜に快速列車（RE）を新設：オルテン発0:40→ビール／ビエンヌ着1:26。途中、オーエンジンゲン、ゾロトゥルン、グレンヒェン南駅にも停車。

ティチーノ州の地域交通

ロカルノ地方にミヌージオ（Minusio）駅が開業。TILOの地域サービスS20とRE80が発着（以下がイメージ）

電車で通勤する人がますます増えているため、SBBは快速列車（RE）オルテン〜ルツェルン間の座席定員を増やすため２階建て列車を導入。さらに、ディーティコン〜アーラウ間をS11号線は30分間隔で運行する。

インターラーケン〜ベルン間の１往復が運休。インターラーケンからベルンへの初便が直通列車でなり、シュピーツでの乗り換えが必要。ただし、所要時間に変更はない。ベルン発23:39のインターラーケン行は廃止。なおベルン発0:08、および金・土のみ運転の1:08発の最終列車は引き続き運行。

また、軌道工事のため、2024年に運行できなくなる接続もある：

・ルツェルン〜チューリッヒ空港：2023年12月10日から2024年12月14日まで、工事のため直行便は運休となる。

・バーゼル〜ベルン〜ミラノ間およびジュネーブ〜ブリーク〜ミラノ間：イタリア国内での軌道工事のため、今後数年間は直通列車の運行本数が減少する。

貨物列車の脱線事故で通常運行できないゴッタルドベーストンネルの状況は常に変化しており、最新情報はここで確認のこと。

本日は以上です。

参考にしたページは下記よりアクセス可能です

参考ページ：スイス国鉄公式ホームページ

参考資料：European Railway Atlas、European Rail Timetable

写真は、TILOの公式サイトで公開された写真（著作権はTILOに帰属）