2024年1月9日に、European Rail Timetable(ヨーロッパ鉄道時刻表、以下ERTと略)のJanuary 2024 Digital Editionがリリースされました。その中のNEWSLINESページの掲載情報から、毎週配信されているFRIDAYFLYERと重複しない情報をまとめます。

 

 

【国際列車】

  • ユーロスターは、2月4日、10日、11日、24日、25日、3月3日、4日、9日、10日、23日にブリュッセル〜アムステルダム間で行われる工事に伴い、運行スケジュールに影響が出る。さらに2月25日には、イギリス国内のロンドン〜アシュフォード間の工事に伴い、運行に影響が出る。
  • サン・ミッシェル・ヴァロワール~モダーヌ間の区間(フランス~イタリア間の主要国際路線の一部)は、2023年8月に発生した大規模な暴風雨の被害を受け、2024年夏まで運休が続く見込み。しかし、フランス国鉄は2024年1月10日から、サン・ジャン・ド・モーリエンヌ〜ウルクス間の線路寸断による列車運休を補完するため、鉄道代替バスを挟んでパリ〜ミラノ間を片道1本ずつ運行。この臨時便の時刻をTable 44にて更新、掲載した。
  • ベルリン・ナイトエクスプレスは2024年の運行日を発表。ストックホルム発の301列車は、3月31日より週6日運行される。逆方向のベルリン発は4月1日から。また、イースター休暇前に各方面4日間追加運行される(Table 50)。

 

【フランス】

ディジョン〜ヌヴェール間は、路線改良工事のため2023年7月10日から一時的に閉鎖されている。しかし、ル・クルーゾ〜ヌヴェールの間の区間は2024年1月8日から鉄道輸送が再開され、2月17日からは全線の通常運行に戻る。2月17日からの運行は、217ページのTable 373の本編に記載されている。また、1月8日から2月16日までの改正ダイヤについては、230ページに別バージョンのTable が掲載されている。

 

 

【スイス】

※紙面レイアウトの説明が中心のため、今回は割愛します

 

 

【イタリア】

イタリアのセクションはすべてチェックされ、この版のために更新されました。長距離列車(番号で表示されている列車)は2024年4月1日から変更される可能性があるが、ほとんどの地方列車は6月8日まで有効であることに注意されたい。

Table 586のサービスは、追って通知があるまで、イヴレア-アオスタ間はバスで運行される。

※紙面レイアウト変更説明は割愛します

 

 

【ポーランド】

残念ながら、今号ではポーランドのセクションを完全に更新する時間がなく、未更新Table にははっきりと印をつけたので、旅行の前に時刻を確認のこと。2月号では更新完了見込み。

2023年12月のダイヤ改正以降、クラクフ〜ザコパネ間の鉄道は運行再開した。この区間のインターシティ(InterCity)とTLK(TLK)は全便チャボフカ(Chabowka)を経由せず、短絡線を利用する。従来、クラクフ〜ザコパネ間の列車はチャボフカで方向転換が必要だったが、短絡線利用で、所要時間を数分短縮できている(Table 1066)。

 

 

【リトアニア/ラトビア】


2023年12月27日、ヴィリニュス〜リガ間に通年運行の直通列車が導入された。

 

今回は以上です。

 

ERTのTable 番号と突合する形で景勝ルートを紹介している鉄道旅行者向けガイドブックです。全文英語ではありますが、表現は平易なので安心して使えます。かつての地球の歩き方のヨーロッパ鉄道の旅シリーズが乗り方中心の構成でしたが、こちらは沿線紹介が中心の構成なので、現地の観光ガイドとしても有効です。

 

★ERTの1月号(デジタル版)が発行されました★

 

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参考文献 European Rail Timetable January 2024(Digital Edition)