2022年前半から継続しているテーマの一つ、「日本の博覧会関連の臨時列車」を取り上げています。

 

第40回目は、秋田県で開催された、秋田博’86〜明日の秋田が見えてくる〜の臨時列車についてまとめてゆきたいと思います。秋田博のコンセプトの中心には「農業」が据えられていることが各種資料を追うことでわかりました。未来の農業、生活を示す、大変夢のある内容の展示で会場が埋め尽くされていた様子。博覧会のメーンキャラクターには、釣りキチ三平(三平三平、みひらさんぺい)が。作者矢口高雄さんが秋田県出身である所以のつながりではないかなと思います。

 

今回地方博覧会の繋がりでブログをつないできましたが、私よりも詳細にまとめておられるサイトがありますので、そちらも参考にしていることを「白状」した上で、こちらをご参考ください。

 

 

  博覧会の概要

 

秋田博’86 の概要はこちらを参考にさせていただきました。

 

会 期

1986年7月18日~8月24日

来場実績 約38万人 ※乃村工藝社サイトより
会 場 下記図示したあたりが博覧会会場だったようですね。ちなみに秋田駅など秋田市中心地は地図の真東に位置します。

 

なお、臨時駅の位置ですが、下記リンク先の秋田臨海鉄道ホームページ内路線図によると、こまちスタジアムあたりに駅が設置された模様です。

https://www.akirin.jp/annai4.html

 

 

  臨時列車の運行概要

アッキー号

運転区間 秋田〜土崎〜秋田港〜秋田博前(臨時駅)
秋田港〜秋田博前は、秋田臨海鉄道線
運転日  期間中毎日
使用車両・編成

DE10牽引の50系客車、時折、特急用客車も運用についたとのこと

※Wikipediaより

運行
ダイヤ

1日4往復、所要時間約40〜60分

秋田発 9:55、10:50、12:59、15:13

秋田博前発 10:49(土崎通過)、12:28、14:00、16:18

途中停車駅:土崎

※具体的な時刻はこちらのサイトを参考にいたしました。

備 考 アッキーは当時の国鉄秋田局が多用していたマスコットキャラクターの名前。列車名ではジョイフルトレイン・エレガンスアッキーが有名。


なお、土崎〜秋田港間は奥羽本線の支線であり、秋田港駅は貨物駅で現存していますが、秋田港以降の秋田臨海鉄道は2021年に廃止されています。

 

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

こちら、当時の交通公社の時刻表紙面を捜索しましたが、秋田博に関する情報掲載は確認することはできませんでした。

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考ページ:乃村工藝社ホームページ、秋田博前駅、秋田臨海鉄道線(ともにWikipedia)