都道府県持ち回りで実施されている、国民体育大会(通称:国体)参加者向けに仕立てられたであろう臨時列車について、私のコレクションで探し出せたものをいくつかピックアップしております。

 

今回は、2015年、和歌山で開催された国体開催に際して設定された臨時列車をとりあげました。

 

 

  2015年 和歌山県 紀の国わかやま国体 

 

正式名称 第70回国民体育大会

会期 秋季大会(和歌山県開催分) 2015年9月26日 - 10月6日 

開会式会場 本大会:和歌山県 紀三井寺運動公園陸上競技場(最寄り駅:紀三井寺)

 

とてもオーソドックスなケースになりますが、和歌山市内から開会式、閉会式会場の最寄り駅である、紀三井寺(きみいでら)駅への送客を臨時列車で行っていたようです。紀三井寺駅は折返し用設備を有していなかったためか、海南駅発着で運転されていると推察します。

 

開会式当日9月26日は朝に和歌山発で7本、夕方に開会式か、当日の競技終了後に海南発が5本設定されてました。

閉会式当日は参加者が少ないことを織り込んだためか、海南発1本のみ設定だったようです(もちろんほかに定期列車も存在していたわけです)。

 

JTB時刻表 2015年10月号より

 

運用にはいった車両等は特定できておりませんが、定期列車で使用されていたものと共通だったと推察します。当時和歌山以南の紀勢本線で運用にはいっていた車両として、103系、105系、113系、117系、いろいろ思いつきます。

 

今回は以上となります。

 

参考資料:JR時刻表 2015年10月号

参考サイト:国民体育大会、紀勢本線(ともにWikipedia)

カバー用写真:Kanabekobaton (かなべえコバトン撮影), CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons