始発・終着が同じとなる「循環・環状で運転された臨時列車」を取り上げる企画。

環状、循環の厳密な定義は設けていませんが、同一駅に戻ってくるという点を軸に全国津々浦々で活躍した列車を、手元の時刻表から追ってみたいと思います。

 

 22回目は、JR東海が、美濃太田駅開業周年イベントで運転した、美濃太田駅開業90周年号を取り上げます。開業の歴史については、Wikipediaによると1921年(大正10年)11月12日に高山線(1934年に高山本線に改称)が各務ヶ原駅から延伸した際に、その終着駅として開業しました。

 周年記念号なので、80年、100年など他にも運転されていただろうと、どんな経路で運行されていたのかざーっとみてみましたが、80周年、100周年記念号は特急として運行はされているものの、循環列車にはなっていないようです。

 

 

  循環臨時列車の運行概要 

 

急行 美濃太田駅開業90周年号

起終点駅と経由線 美濃太田 高山本線→東海道本線→中央本線→太多線
(岐阜・名古屋・多治見経由)
運転日
(始発駅基準)

2011年11月12日 のみ

使用車両・編成

キハ85系特急ディーゼル車 5連 (モノクラス編成)

線路端日誌様によると、岐阜から、キハ85-1116+キハ84-205+キハ84-3+キハ84-201+キハ85-207 の車種で構成されていたようです。

列車番号、運転ダイヤなど

9610D 美濃太田発11:40 → 多治見着13:46

9611D 多治見発13:55 → 美濃太田着14:34

備 考

・全車指定席(グリーン車なし)

・周年号は80年、100年でも運転されているが、循環運転となったのは90周年号のみの様子。

 
 

機械好きな博士の情報館さまが大変くわしくまとめておりましたので、参考にさせていただきました!

 

 

この循環列車の運行の様子を、動画で収めておられる方がおりましたので、リンクシェアさせていただきます。

謎のちゃんねる様Youtubeチャンネルより

 

 

  運行ルートを図示すると

 

ブログ筆者の手書きマップで失礼します。

ルートは反時計回り。美濃太田駅を岐阜に向かって進行し、岐阜駅にで方向転換。

その後東海道本線から、中央本線(西線)に入り、多治見へ。多治見でも方向転換を行った上で太多線経由で美濃太田に戻ってくるルートでした。

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

 

※当該月時刻表が手元にないため不明ですが、入手次第アップします

 

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考サイト:線路端日誌さん(2011/11/14)、謎のチャンネルYoutubeチャンネル様、機械好きな博士の情報館