始発・終着が同じとなる「循環・環状で運転された臨時列車」を取り上げる企画。
環状、循環の厳密な定義は設けていませんが、同一駅に戻ってくるという点を軸に全国津々浦々で活躍した列車を、手元の時刻表から追ってみたいと思います。
１２回目は、ＪＲ東日本の新潟エリアで運行された臨時列車「春らんまん号」と「秋いろどり号」を取り上げます。ネーミングから春・秋の行楽シーズンに運転された列車とわかりますね。ありそうでない可愛い名前ですｗ。新潟起点に磐越西線、只見線をめぐる興味深いルートです。
循環臨時列車の運行概要
快速 春らんまん号
| 起終点駅と経由線 | 新潟、新津（’９８のみ） 信越本線（新潟発のみ）→磐越西線→只見線→上越線→信越本線 |
| 備 考 |
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以下、年度ごとの運転区間、編成など
| 1995 | 9224D 新潟発８：０９ → 会津若松着１１：３０ 途中停車駅：亀田、新津、五泉、三川、津川、喜多方 ※新津で１７分停車 9429D 会津若松発１１：３２ → 小出着１５：２８ 途中停車駅：只見、大白川、入広瀬 ※只見で２７分停車 9743D 小出発１５：４８ → 新潟着１７：１８ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂、新津、亀田
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|---|---|
| 1996 | 9224D 新潟発７：５２ → 会津若松着１１：２４ 途中停車駅：亀田、新津、喜多方 （五泉、三川、津川は通過） ※喜多方で１時間９分停車 9429D 会津若松発１１：３２ → 小出着１５：３０ 途中停車駅：只見、大白川、入広瀬 ※只見で２７分停車 9743D 小出発１５：５５ → 新潟着１７：３４ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂、新津、亀田
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| 1997 | 9224D 新潟発７：５２ → 会津若松着１１：２８ 途中停車駅：亀田、新津、喜多方 ※喜多方で１時間９分停車 9429D 会津若松発１１：３３ → 小出着１５：３１ 途中停車駅：西若松、会津坂下、会津宮下、会津川口、只見、大白川 （入広瀬は通過） ※只見で２９分停車 9743D 小出発１５：４８ → 新潟着１７：４１ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂、新津、亀田
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| 1998 | 9222D 新津発８：１１ → 会津若松着１１：２８ 途中停車駅：喜多方 ※喜多方で１時間１４分停車 9429D 会津若松発１１：４１ → 小出着１５：３１ 途中停車駅：西若松、会津坂下、会津宮下、会津川口、只見、大白川 ※只見で１９分停車 9743D 小出発１５：４８ → 新津着１７：０４ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂
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１９９５年で登場する「カーペット車」は、新津運転所所属のキハ２８・５８だと思われます。このカーペット車は１９９５年に塗色変更されているようですが、春の臨時列車では１次車、２次車のどちらが運用にはいったんだろうな？と気になっています。下記リンク先の写真では、左側２両は２次車、右側の１両は１次車です。混合で運用されていた時期もあったようですね。
Frickr OOMYVさまのサイトから
快速 秋いろどり号
| 起終点駅と経由線 | 新潟、新津（’９７、’９８） 信越本線（新潟発のみ）→磐越西線→只見線→上越線→信越本線 |
| 備 考 |
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以下、年度ごとの運転区間、編成など
| 1995 | 9224D 新潟発８：０９ → 会津若松着１１：３０ 途中停車駅：亀田、新津、五泉、三川、津川、喜多方 9429D 会津若松発１１：３２ → 小出着１５：２８ 途中停車駅：只見、大白川、入広瀬 9743D 小出発１５：４８ → 新潟着１７：１８ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂、新津、亀田
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|---|---|
| 1996 | 9224D 新潟発７：５２ → 会津若松着１１：２４ 途中停車駅：亀田、新津、喜多方 ※喜多方で１時間９分停車 9429D 会津若松発１１：３２ → 小出着１５：３１ 途中停車駅：只見、大白川 （入広瀬は通過） ※只見で２９分停車 9743D 小出発１５：５５ → 新潟着１７：３４ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂、新津、亀田
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| 1997 | 9222D 新津発８：１１ → 会津若松着１１：２８ 途中停車駅：喜多方 ※喜多方で１時間１４分停車 9429D 会津若松発１１：３３ → 小出着１５：３１ 途中停車駅：西若松、会津坂下、会津宮下、会津川口、只見、大白川 ※只見で１６分停車 9743D 小出発１５：４８ → 新津着１７：０４ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂
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| 1998 | 9222D 新津発８：１１ → 会津若松着１１：２８ 途中停車駅：喜多方 ※喜多方で１時間１４分停車 9429D 会津若松発１１：３３ → 小出着１５：３１ 途中停車駅：西若松、会津坂下、会津宮下、会津川口、只見、大白川 ※只見で１６分停車 9743D 小出発１５：４８ → 新津着１７：０４ 途中停車駅：長岡、見附、東三条、加茂
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春らんまん号も同様ですが、新潟色のディーゼル列車が運用にはいったのでしょうね。イメージですが、貼り付けてみました。
Frickr OOMYVさまのサイトから
運行ルートを図示すると
図の上が北となりますが、新潟を起点に時計回りで運行されています。春、秋ともに反時計回りの運行は確認することはできませんでした。只見線が一番の見所だと思いますが、秋は夕暮れに染まる紅葉🍁を眺めることができたのでしょうか。
当時の時刻表紙面での臨時列車
１９９７年１０月号の只見線紙面より。この年は新津始発、終着で運行されています。春らんまん号にはなかった指定席が、秋いろどり号には設定されていました。
ＪＲ時刻表 １９９７年１０月号より
本日は以上です。
まとめページはこちらから
参考資料 ＪＴＢ時刻表１９９５年５月号・１０月号、９６年３月号・１０月号、９７年３月号、９８年３月号・１０月号、ＪＲ時刻表１９９７年１０月号
本文内写真：Frickr