新たなテーマ「循環・環状で運転された臨時列車」について執筆を開始しました。

 

要は、始発・終着が同じとなる列車を取り上げようという企画。

環状、循環の厳密な定義は設けていませんが、同一駅に戻ってくるという点を軸に全国津々浦々で活躍した列車を、手元の時刻表から追ってみたいと思います。

 

6回目は、北海道デスティネーションキャンペーンの一環として運転された特別列車、北海道一周号を取り上げます。この列車、厳密に言えば「北海道一周●●号」として、かつて北海道内で活躍した急行列車名を冠につけており、別々の列車とも見立てることができますが、同じコンセプトで一周しているということで仲間入りさせていますw

ichijoshigeyateamk 様のYoutubeより

 

 

  循環臨時列車の運行概要 

 

急行 北海道一周号(ニセコ、狩勝、大雪、エルム)

起終点駅と経由線 函館 函館本線(山線)→根室本線→釧網本線→石北本線→千歳線→室蘭本線→函館本線
運転日  2012年
 7月1日(ニセコ)、2日(狩勝)、3日(大雪)、4日(エルム)
使用車両・編成

客車5連(14系座席車3両、24系寝台車2両) ※全車指定席

牽引機 DD51

※JR北海道プレスリリースを参考

列車番号など 函館発8:00(1日) → 函館着14:50(4日)
途中停車駅:
ニセコ号 長万部、蘭越、ニセコ、倶知安、小樽、(終着:札幌)
狩勝号 (始発:札幌)、岩見沢、滝川、富良野、新得、帯広、上厚内、(終着:釧路)
大雪号 (始発:釧路)、釧路湿原、標茶、摩周、知床斜里、網走、北見、遠軽、上川、旭川、滝川、岩見沢、(終着:札幌)
エルム号 (始発:札幌)、南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、北舟岡、洞爺、長万部
列車番号の遷移 ※情報なし、調査中
備 考

寝台車は「座席」として販売

 

 

  運行ルートを図示すると

 

函館発着の「北海道一周号」の運行ルート。4日間をかけて北海道のだいたいを一周します。札幌〜新札幌間は上下あわせて都合3回通過する特殊な周回ルートで運行されています。

ブログ筆者による手書き地図(転載可能ですw)

 

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

 

当時の時刻表が手元にありませんでしたので、下記プレスリリースを元にブログ本文を構成いたしました。

 

JR北海道プレスリリース

https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120518-1.pdf

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考資料 JR北海道プレスリリース