新たなテーマ「循環・環状で運転された臨時列車」について執筆を開始しました。

 

要は、始発・終着が同じとなる列車を取り上げようという企画。

環状、循環の厳密な定義は設けていませんが、同一駅に戻ってくるという点を軸に全国津々浦々で活躍した列車を、手元の時刻表から追ってみたいと思います。

 

5回目は、循環列車「ぐるっと鳥海号」を取り上げます。この列車ですが、2013年の秋田、2014年の山形とそれぞれのデスティネーションキャンペーン(DC)の一環として運転された列車です。2つのDCともにほぼ同じダイヤで運行されたようです。

 

 

  循環臨時列車の運行概要 

 

快速 ぐるっと鳥海号 ※山形DCについては「山形DCぐるっと鳥海号」

起終点駅と経由線 秋田 奥羽本線→陸羽西線→羽越本線
運転日  秋田DC 2013年11月2、3日
 山形DC 2014年7月12、13日、9月6、7日
使用車両・編成

キハ48系2連(クルージング トレイン) ※全車指定席

列車番号など 秋田発7:45 → 秋田着17:49(山形DCでは17:50)

途中停車駅:和田、羽後境、刈和野、大曲、横手、十文字、湯沢、横堀、新庄、古口、余目、酒田、象潟、羽後本荘

列車番号の遷移 9432D 秋田→新庄、9159D 新庄→酒田、9851D 酒田→秋田 
備 考

山形デスティネーションキャンペーンのお知らせ

https://www.jreast.co.jp/press/2014/20140515.pdf

 

 

  運転区間を図示すると

2014年3月号の時刻表索引地図より。この列車は秋田発着で、時計回りに運転されています。

JTB時刻表2014年3月号索引地図より、赤線はブログ筆者が追加しました。

 

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

 

秋田DCのぐるっと鳥海号の時刻表紙面です。イベントでも実施されたのでしょうか、横手で1時間半、余目で30分強、酒田では2時間強の長時間停車が行われていました。

JTB時刻表2013年9月号より

 

本日は以上です。

 

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参考資料 JTB時刻表2013年9月号、2014年3月号(索引地図)、JR東日本プレスリリース情報