Railway GazzeteJ Internationalの2021年2月24日記事「New fleet to make Nightjet ‘the best option for travelling between major European cities’」から抜粋してまとめています。

 

元記事はこちらから

 

 

オーストリア連邦鉄道(OBB)は、シーメンス・モビリティがナイトジェット夜行列車に供給する客車の外装デザインと初の塗装済み車体を公開しました。

 

Youtubeで新型車両のアコモデーションがみることができます。

 

7両編成で構成される新型車両の内訳ですが、座席車2両、クシェット車3両、寝台車2両とのこと。

 

クシェット車には、一人旅の旅行者にプライバシーを提供する「ミニスイート」が含まれます。寝台車にはスタンダードとデラックスのコンパートメントがあり、それぞれにトイレとシャワーが付いています。また、低床式の乗降口、バリアフリーのクシェットカー、障害者用(多目的)トイレが含まれます。

 

車内サービスとして、列車内にはwi-fiが設置され、ストリーミングコンテンツやデジタル新聞、雑誌などが無料で利用できるようになります。

 

最初の編成は2022年に納入され、2022年後半に試験運転を行い、2022年12月の冬のダイヤ改正から運行開始予定だそうです。

 

新型車両は、まずイタリアの火災安全基準に不適合となる旧型車両から置き換えられるようです。

 

ウィーン - ヴェネツィア

ウィーン - ローマ

ウィーン - ミラノ

ミュンヘン - ヴィラッハ - ヴェネツィア

ミュンヘン - ヴィラッハ - ローマ

ミュンヘン - ヴィラッハ - ミラノ

 

なお、新型車両導入の話題の他に、

2021年4月から ウィーン/インスブルック - アムステルダム間のナイトジェット

新路線での運行が予定されていますし、さらに12月には 

ウィーン - ミュンヘン - パリ間

チューリッヒ - アムステルダム間

の運行が開始される予定です。

 

夜行列車が再度シェア拡大に寄与してきたナイトジェットサービスの動向は今後も目を離せないですね。

 

今回は、以上となります。

 

参考資料:European Rail Timetable Winter 2020-2021

参考サイト:

カバー画像:OBB Pressで公開されている画像集