2016年8月に訪問したプラハにて、市内を網羅するトラム(路面電車)を走るタトラカーを撮影。

 

タトラカーとは、チェコに存在した当時の国営会社で作成されたトラム向け車両の総称です。

この分野はあまり明るくはないですが、旧社会主義国にあった都市にいまだ活躍している車両。とても愛くるしいデザインもあり、観光の目的の一つにもなります。

 

■トラムの路線図

ちなみにプラハ市内のトラム網は下記の通り(2020年5月現在)

地図内の茶色の細線がトラムです。ちなみに赤、緑、黄は、地下鉄(メトロ)です。

 

※分かりづらいようでしたら、下記サイトも御覧ください!

https://pid.cz/wp-content/uploads/tramvaje2017/

 

3日ほど滞在していた際に、トラムには数回乗車しました。

 

■シュコダ15T 「フォアシティ・アルファ(Forcity Alfa)

 

これは2016年当時最新のトラム。これはタトラカーではなく、

現存するシュコダ・トランスポーテーションが作成した

シュコダ15T。愛称は「フォアシティ・アルファ(Forcity Alfa)」

 

■タトラカー T3形

滞在ホテル前にて。タトラT3形。同じ形式が2両連結されています。
車両と架線に車両1台分の高さくらいの間があり、そこを巨大なパンタグラフで集電しているのはいつ見ても圧巻ですね。

 

ちなみに連結部分はこんな感じ。制御に必要な線のみ栓を設けている感じです。

 

別の塗り分けで、Amazonバージョンも見かけました。テラスでランチ中に急にやってきたので、あわてて撮りました。

 

■タトラカー T3R.PLF形

こちら正面写真はなくてすみません。車両中央に出入口。

 

折戸はこんな感じです。

 

運転台。とてもシンプルに制御装置が並んでいますね。

ちなみに連結されているのは、おそらくシュコダ01Tではないかと。


■タトラカー KT8D5形

 

こちらは別のタトラカー。KT8D5形ではないかと思います。

こちらのパンタグラフはシングルアーム化されていました。

 

■おまけ

プラハ城の坂下にある電停の写真。朝方だったため、車通りも少なく、トラムもスムースに走っていました。

 

確か併用軌道部分で、クルマ側に合流注意を促す標識だった記憶が。

 

参考情報、サイト

https://pid.cz/en/trams/

https://ja.wikipedia.org/wiki/プラハ市電

https://ja.wikipedia.org/wiki/タトラカー