追記 | 女子校生の親日記

女子校生の親日記

2019年と2022年に中学受験を終えた中高生の母です。ふたりとも都内の女子校に通っています。

先の話を夜中に書き、朝起きて読み返してもうちょっと書きたくなりました。

 

私の仕事は高校生の頃「やりたいけど稼げない」と言われた通り、ピンピンに尖ったピラミッド構造で一部のスターとその他大勢がひしめいています。それでも携われて幸せだから、企業を退職しても子育てや受験と平行してコツコツ請けてきました。なお、この幸せは一馬力では実現しないし、夫は私の何十倍何百倍も負荷をかけて努力しているので、夫は一番、私は二番で当たり前と思っています。

 

が、令和に生きる娘たちにとっては、私のスタンスなんて、学校で教わっていることと違う!つまんない!!時代に合わない!はずなんですよね…

なので、お客様の、人を巻き込んで広く経営したらどうかというアドバイスは、実現性は横に置いて「なんだか楽しそう」「目指す気になれる」という点で、すごく良かったのです。

経営したいわけじゃない?それなら経営の得意な人をつかまえなさい。この領域が苦手?友達に声をかけなさい。個人の成功にこだわらず、協力してやればいい。高校生にとってこの働き方は、まるで文化祭みたいでイメージしやすい。笑

 

組織から外れたら一人ぼっちだ、しかも実力のないフツーの女性はできる人のお世話に回る、という、どこまでいっても「雇われ脳」な私からすると、私に提供できなかった視点を娘に与えてくれてありがとう、と強く思いました。

※組織の苦労やストレスからの解放を選んだという面もあるけど今言わなくていいですね

 

以上、「娘たち将来安泰だね」とお世辞を言われ、結局そっちかいとがっかりしたのもつかの間、誰よりも「女は雇われる側」と思わせていたのは親の私だったことに気づいた話でした。うまく娘に明るい夢と目標を形成してくれたお客様に感謝をこめて。

 

(もしかしてアントレプレナー教育ってこのノリなのかしら?だったら楽しくていいなあ)