お客様話のつづき。
夕食時、姉の進路の話になりまして。すでに心に決めた分野があるにはあるのですが、
学校で配られる「将来の進路選択ブック!なりたい私をみつけよう!」とか、ネットでも「こんな人が向いてるよ」というOBOGからのアドバイスがいろいろあるじゃないですか。
そうすると必ず目指す仕事とはマッチせず、しかも「自分には適性がない」と思ってしまうんですって。さらに「やりがい搾取」「安い給料で過酷な労働」「メンタルを病む」という情報も多い。
結果、「目指したいけど、そんなに稼げないならやめようかな…」(←手に職を持ちたい人)、「なったところで、うまく働ける気がしない」と悩み、受験校の組み方もちょっと安全策で違う学科を入れてみたり、しています。
これを聞いてどう思われますか?
正直、学歴に未練のある私は
「とりあえずその分野No.1の大学を目指すしかないのでは」
または
「切り口を変えて学べば(=早慶目指してみませんか)」
と、なるべくいばれる大学を勧めたくなるし、
夫は父親として余計な口は挟まないと決めて「姉が決めたことは賛成する」態度ですが、
お客様は自国やアメリカでそのビジネスがどのように展開しているか教えてくれたうえで
「全部自分がやろうとしなくていい」「苦手や隙間を補う仲間を集め、自分の理想や理念を一人ではなく大勢に伝えていく」「いい経営者になって」と言ってくださり。。。
お客様的にはたぶん世界ランキング上位の大学でなければ「どこそれ?」なので、大学なんてどこでも良い、それより、意識して在学中から仲間を増やし、留学などで知見を広げなさい、「やりがい搾取」な業界ならば自分がホワイトに変えていきなさい、っていう。
実際は大学選びも重要だろうけど、お客様の言葉にぱーっと姉の顔が晴れまして。
素敵な励ましのおかげで、「現場で輝いている30代の自分」「経営に携わるカッコイイ40代の自分」がイメージできたのでしょうね。がんばるわ!と初心にかえってました✨
ちなみに、そのお話を聞きながら、私はお師匠様の「あなたが娘の経営を手伝えばいいのよ」という言葉を思い出していました。どうなるか全て未知数ですが、十数年後、意外と夫と私が経営を手伝っていたりして…それはそれで面白いことです。