受験は団体戦… | 女子校生の親日記

女子校生の親日記

2019年と2022年に中学受験を終えた中高生の母です。ふたりとも都内の女子校に通っています。

今年度の英検駆け込み受験に絡んで、スコアの有効期限が切れている姉に「再受験しておかなくて本当にいいのか?」と聞きました。

 

「改めて英検向けの準備をするのはもう嫌だー面倒くさい!」「私が受験したいところは英検使わないもん」というので、いやいや、直前に受験校変える羽目にならないか?と私が不安に。

 

というわけで、もう何度目かの「どこを受験するか」の話を蒸し返してしまいました。

 

だってね…

 

ホラ、もうこの時期、けっこうな数の先輩たちが指定校推薦とったり総合型云々で、すっかり受験から解放されていらっしゃるわけですよ。

※学校の受験指導はきわめてまっとうで信頼できます、シンプルに家庭の判断と大学側の仕掛けによりこの傾向が生まれていると感じています

 

それを見て「あの先輩が早慶の指定校を取ったのか…」「ならば私も、同級生で志望者がいないあの指定校を狙えるかもしれない」という考えがよぎる姉。

 

しかも、仲良しは美大、音大、私大文系、国立文系。3月末までがっつり走りそうな仲間が見当たらない。来期の単位登録で文転する友達も出てきた。もはや他校のお友達(医学部志望)だけが心の支えなんだそうです。

 

私は一瞬「だから中堅校の進学実績はなかなか上がらないのか」と納得してしまったけど、進路は一人ひとり違って当然だし、6年間守られた価値観、環境からいったん卒業して、お互い違う場所で新しい人生を始めるってとても大切で必要なチャレンジだと思い直しました。

 

本人も色々言いながらもわかってはいるようで、しばらくして、かなり具体的な併願プランを持ってきました。いずれも過去、話が出たりオーキャンに行ったりしている大学であり、受験したい理由も今までで一番具体的、かつ納得感がありました。

 

夫も「よくわかった、それでいいと思う」とようやく合点がいった様子。

 

いや、今後も弱気が出て色々大変だと思いますし、成績次第ではがくっと下げる判断もしていくのでしょうが、「学校生活と大学受験は別」「受験は自分ひとりで進む道」ということをしみじみとかみしめた高2の秋でございました。