次の日は、息子の初めての沐浴があった
私は、沐浴は出来れば元夫にしてほしかった。
思い切って元夫に連絡する
私「起きてる？」
元夫「今起きた」
ほう…義実家で昼ぐらいまで寝るとはなかなか度胸があるな…
私「〇時から子供の沐浴があるから来れる？」
元夫「行く」
元夫は文句も言わず来た
元夫にしては珍しい…
子供って人を変える何かがやっぱりあるのかな？
と私は期待していた
産院に来た元夫は
元夫「え！？俺がいれるの！？」
私「看護師さんも隣にいるし大丈夫だよ。
家に帰ってからもまさくんが入れてくれたら子供も喜ぶよ♪」
元夫「……分かった…」
渋々了承した
元夫が息子をお風呂に入れている
幸せな光景だ…
あ、あの…一応私も元夫と結婚している時幸せだった瞬間ぐらいあるんですよ
一応…
部屋に戻った私と元夫
私「昨日結局どこに泊まったの？」
元夫「弟くんの部屋に泊まった。」
私「弟居たよね？」
元夫「うん、俺は下で布団敷いて寝た。」
私「そっか。」
弟には肩身の狭い思いさせたな…
仕事から帰ってきたらほぼ会った事ない義兄がいるんだもんな。
元夫「てかさ、俺4時間かけてきたんだから
弟君ベッドゆずってくれてよくない！？」
は？
そう思うなら産まれた日は来るから
泊めてくださいって先に行っておけよ…
そしたら弟も友達の家に泊まりに行くとかしてくれたよ…
弟も仕事して帰ってきてるんだわ…
そんなにゆっくり寝たいなら
お金は渡すからビジネスホテルとか泊まればよかったじゃん…
私が黙っていると
元夫「あ、そういえばうちの両親が今向かってるわ。」
はいー！？
初耳ですけど！？
えっと…
お義母さん、ちょっと前まで白血病の後遺症で体調崩して
入院してたから来れないって…聞いたんだけどな…
あ、そういえば昨日、お義母さんに産まれました連絡した時に
「一緒に大切に育てていきましょうね。ありがとうまるちゃん。」
と来ていた。
まるちゃんのところは私の名前漢字で来ていたのだが…
間違っていた
例えるなら
華子なのに花子になっているような感じだった。
義母はずっと私の名前の漢字を間違えていた。
でも一緒に大切に育てていきましょうねという言葉にも引っかかっていた。
一緒に育てるのは夫だ。
何故義母と育てないといけないんだろう…
でも手伝ってくれるという意味と受け取って私は
助かるなぁ…と思うようにした。
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