~助手席がちょっと楽しくなる、でも“自己責任”の世界~

 

日産セレナe-POWER、
広くて静かで、移動空間としては本当に快適なんですけどね…

助手席に座ってる人が「テレビ見られないの、地味にツラい」って言い出すこと、あるあるなんですよ

 

走行中にテレビやナビが操作できなくなるのは、安全上の仕様。
でも、“助手席で使いたいだけ”なのに、全部制限されてしまうのは、正直ちょっと不便…

ということで今回導入したのがこちら👇
🔧 Enlarge社製:テレビ・ナビキャンセラー(C28セレナ対応)

 

▼ このキャンセラー、何ができる?

  • 走行中でもテレビの視聴が可能

  • ナビ操作も助手席からできるようになる

  • 純正ナビの機能はそのまま、ON/OFFの切り替えもスイッチひとつ

  • 本体が小型で、配線がシンプルだからDIYでも割といける

 

実際に取り付けた様子を、図解でまとめてみました👇


🔧 DIY取付ステップ(図解)

 

【1】準備

  • 必要な工具:内張りはがし、プラスドライバー、軍手、ライトなど

  • エンジンOFF・キーOFFを徹底してから作業に入ります

 

【2】分解・脱着

  • センターパネルをゆっくり外していく(内張りはがし必須)

  • ナビ裏の白いカプラー(配線コネクタ)を確認

 

【3】キャンセラーを割り込ませる

  • 既存カプラーを一度抜き、

  • 間にキャンセラーを“割り込ませる”ように配線

 

【4】動作確認

  • エンジンONでスイッチが機能しているか確認

  • ON位置でテレビが映ればOK、ナビの操作もチェック

 

🔘 スイッチは運転席側に固定設置(両面テープ式)
押しやすい位置に貼っておくと、切り替えがスマートにできます


🔍 使用感:正直、かなり快適です

助手席の人が「ニュース見たい」「子どもがYouTube見てる間にナビ設定したい」
そんなときに、走行中でもストレスがなくなるってのは、地味に大きいです

もちろん、運転者が視聴するのはNGなので、見るのは“助手席の人限定”

あくまで快適性の範囲で使ってますが、
**「純正のまま我慢してたのがバカらしくなった」**っていうのが正直な感想です

 

では次に、ちゃんと大事な話もしておきましょうね…


キャンセラーって違法なの?安全なの?

~“快適”と“グレーゾーン”のちょうど真ん中で~

 

まず最初に大切なことを。

❗キャンセラー自体は違法ではありません
❗でも「使い方」や「見る人」によって、法的リスクが発生する可能性があります

 

■ なぜ標準で“見られない”ようになっているのか?

道路運送車両法の基準により、
「走行中に運転手の視界に入るモニターでテレビ映像などが表示されてはならない」
と定められています

つまり…

  • 同乗者が見る → OK

  • 運転者が見る → 違反(視聴・注視の扱いで検挙対象)

ですので、モニターの位置や運転者の視界の入り方によってはグレーどころかブラックに近づきます…

 

■ 実際の違反例・処分内容

  • 走行中にモニターを注視 → 「安全運転義務違反」扱い

  • 反則金:9,000円/違反点数:2点(2024年現在)

また、事故につながった場合は「過失の重さ」に影響することも…

 

■ “正しく使えば”味方になる装備

  • 助手席の人が子どもをあやすためにTV視聴 → OK

  • 助手席でナビ再設定 → OK(操作は停止中が理想)

  • 走行中は基本的に“運転に集中”することを忘れない

 

■ おすすめ:スイッチ式+ON/OFFを明確に

今回使ったキャンセラーは「スイッチ式」なので、
走行中だけOFFにしておく、という管理が可能です◎

快適さも便利さも大事だけど、
安全と責任はちゃんとセットで考えること

そんな距離感で、このパーツを使ってみてはいかがでしょうか

 


🧩 最後に…もうひとつの“自動化”

ちなみに…
僕はこのTVキャンセラーと一緒に、「eペダルON問題」も解決しました

✅ 使ったのは、物理的にボタンを押してくれる「スイッチ押したろう」
✅ 朝のたびにeペダルを押し直す手間がなくなるだけで、けっこう快適になります

 


セレナe-POWERという空間を、
**ちょっとだけ“自分用に調律していく”**のって、
案外、大きなストレス対策になるのかもしれません