まだ僕が実家にいた頃の話です。
ウチは母子家庭なので
オカンは昼間働きに出ていました
中学までは給食があったのですが
高校からは弁当持参です
オカン
弁当作ります。
たしかに、働いて疲れているところに
朝、弁当をこしらえなければならない、
なかなか大変です。
それは十分理解しています。
それも踏まえた上で
とかく、この弁当というのは
そこの家庭の台所事情が顕著に現れる部分でして
裕福な家庭で、ちゃんと専業主婦のエレガントなお母様がおられる家の弁当は
なんともシュッとしていて
弁当に耳を近づけると
「ウチ、そこそこ裕福でんねん、そこんトコよろしく」
という声が聞こえてきそうな
彩りを考えて
バランなどで味や色が移らないように区画された
ちゃんとお魚の容器にしょうゆやソースが入っている
なんやったら別の小さい容器にデザートが入っている
そんな王宮貴族のような弁当だったら
さぞかし昼食の時間も楽しみだったでしょうね
ウチ?
よくぞ聞いてくれました
それはもう大変なモノでした・・
士農工商・エタ・ヒミンでいえば
よく言ってもエタレベル、悪ければヒミンレベルの弁当であったと自負しています。
昼食の時間に
弁当のフタを開けるのが
どれほどの恐怖だったか
「頼む!今日はまともであってくれぇー」
と、クリスチャンではないですが、毎回お祈りから始まっていました。
思春期です。
クラスには好きな女の子もそこそこおんねん
本当に耳から骨髄液が飛び出るほど恥ずかしい思いをしたのを
今でもたまに夢に見ます・・
オカンプレゼンツ
トリッキー弁当
今日はその一部をご紹介したいと思います。
なんかやたら軽いなーと思て
フタを開けると500円玉と「パン買いな」って書いた紙がセロテープで貼り付けられている弁当
普通に500円渡せ
フタを開けると
そこには
白飯の中央にシーチキンの缶が埋まっている弁当
まず、日の丸弁当チックなその斬新なデザイン
見た目のインパクトもさることながら、
容器いっぱいの白飯を
シーチキンをオカズに食えと・・
おっ
今日はおにぎりだ
よかったー
副葬品の容器には卵焼きと煮豆
なんとかマトモだ・・
そして、そのおにぎりをパクっと食べた
その瞬間
ねぇばぁぁ~・・ダラァァアァァ~
おにぎりの具が納豆てー!!
どーやって握んねん
その技術力の高さに驚くわ
隣の女の子「うわーくさーーい、なにそれぇ~」
ココロは灰になりました
とまあ、
こんな感じで
今思い返しても
決して良い思いでではない
オカンのトリッキーな弁当でした
トントン
誰かが車の窓ガラスをノックした
ふと、顔を上げるとそこには1人の老婆が立っていた
夜も9時過ぎをまわるころ、会社の駐車場。
会社の隣がコンビニなので、ぼちぼち人通りもある。
僕は、外回りを終え帰社して駐車場に営業車を入れて書類やらなんやらを整理していたときだった
ウィー
窓を開けると老婆は悲壮感たっぷりに言った
「お兄さん、200円貸してくれない?」
僕「ん、おばあさんどーしたの、こんな夜に一人で」
老婆「嫁と喧嘩して行く所がないもんだい・・もうノドが乾いてねぇ~、温かいお茶を飲みくてねぇ~」
そーかー
嫁姑戦争の産物なのね、このばあさん
う~ん、ま、自業自得だけど、こんな年寄り一人、夜に追い出されたらアレだなぁ
と思って僕はサイフから1000円を取り出し、ばあさんに渡した。
「これで何かうまいもんでも食って、そんで意地張らないで家に帰りなよ」
するとばあさんは、一度も僕と目を合わせずに
「あんがと」と一言言って去っていった
僕は内心、
なんだよ、もうちょっと、こう、感謝的な態度とかすりゃーいーのに
ま、これでノタレ死ぬこともないだろうし、募金したと思えばいーや。
と、自分を納得させ、その日はそれで終わった
後日、仕事でお客さんの家に訪問中。
そこの奥様が回覧板を見て
「あら~、また出たのね~。先月は駅前だったのに今度は○○町だって」
僕「え~?何?なんなんですかぁ?」
奥様「なんか、200円貸してくれーって見ず知らずの色んな人に声掛けて、それを集めて生活してるばあさんがいて・・・」
えっ?!、それってこの間のババアじゃねぇか?
奥様「あら、この辺じゃ有名よ、このばあさん。なんでも、けっこうイイ暮らししてるらしいわよ。車とかもレクサス乗ってるし」
ま、マジかぁー
僕の純粋な心意気は、爆破解体のビルのように崩れさっていきました。
まさか30歳過ぎて自分では「変な勧誘にだまされるほどオレは甘くはねーぜ、人生で経験してきたものが違うっちゅーねん」と普段からイキマイテいたのに、こんなんに騙されるとは・・
みなさんも、東三河周辺の200円貸してくれババアには気をつけてくださいね
誰かが車の窓ガラスをノックした
ふと、顔を上げるとそこには1人の老婆が立っていた
夜も9時過ぎをまわるころ、会社の駐車場。
会社の隣がコンビニなので、ぼちぼち人通りもある。
僕は、外回りを終え帰社して駐車場に営業車を入れて書類やらなんやらを整理していたときだった
ウィー
窓を開けると老婆は悲壮感たっぷりに言った
「お兄さん、200円貸してくれない?」
僕「ん、おばあさんどーしたの、こんな夜に一人で」
老婆「嫁と喧嘩して行く所がないもんだい・・もうノドが乾いてねぇ~、温かいお茶を飲みくてねぇ~」
そーかー
嫁姑戦争の産物なのね、このばあさん
う~ん、ま、自業自得だけど、こんな年寄り一人、夜に追い出されたらアレだなぁ
と思って僕はサイフから1000円を取り出し、ばあさんに渡した。
「これで何かうまいもんでも食って、そんで意地張らないで家に帰りなよ」
するとばあさんは、一度も僕と目を合わせずに
「あんがと」と一言言って去っていった
僕は内心、
なんだよ、もうちょっと、こう、感謝的な態度とかすりゃーいーのに
ま、これでノタレ死ぬこともないだろうし、募金したと思えばいーや。
と、自分を納得させ、その日はそれで終わった
後日、仕事でお客さんの家に訪問中。
そこの奥様が回覧板を見て
「あら~、また出たのね~。先月は駅前だったのに今度は○○町だって」
僕「え~?何?なんなんですかぁ?」
奥様「なんか、200円貸してくれーって見ず知らずの色んな人に声掛けて、それを集めて生活してるばあさんがいて・・・」
えっ?!、それってこの間のババアじゃねぇか?
奥様「あら、この辺じゃ有名よ、このばあさん。なんでも、けっこうイイ暮らししてるらしいわよ。車とかもレクサス乗ってるし」
ま、マジかぁー
僕の純粋な心意気は、爆破解体のビルのように崩れさっていきました。
まさか30歳過ぎて自分では「変な勧誘にだまされるほどオレは甘くはねーぜ、人生で経験してきたものが違うっちゅーねん」と普段からイキマイテいたのに、こんなんに騙されるとは・・
みなさんも、東三河周辺の200円貸してくれババアには気をつけてくださいね
老いというのは
知らん間に音もなく近づいてきて
いきなり目の前でその実力を発揮する
まるで夜の公園の露出狂のおじさんのごたる
そんな老いですが・・
若い頃なら考えられないようなミステイクを犯してしまうことも
じわじわと増えてまいりました。
老いの症状①
一日中、ズボンのチャック、通称「社会の窓」を全開で過ごすことがあります。
月に1回程度、不定期で無意識に開催しているんですが、
決して熟女の奥様方へのサービスではありません・・
けっこう大勢の前で、真顔で「ですから、これからの通信インフラはNタイプのワイヤレス高速通信を視野に・・」などと、窓全開の状態でプレゼンするワケですね
たいがい、おしっこしに行ったときに発覚するか、
夜、家に帰って着替えるまで気付きません。
老いの症状②
ある日、お客様宅、
そこのご主人、なかなかのサル顔でして
思わずバナナを与えたくなるような、
その時、外から
ババババババババババババババハァァァァァ
とけたたましい雨の音が聞こえてきました。
近年、何かと話題になっている局地的で一時的な大雨
そして僕の口をついて出た言葉が
「いや~凄いゴリラ豪雨ですね~」
ハッ!!しまった!
ゴリラ豪雨ちゃう!ゲリラ豪雨や!
凍りつくその場の空気・・・
お客さん、若干ひきつりながら
「・・そ・・そうだ・・ねぇ・・」
だってさ
そんなサル顔で横に居られたらねぇー
誰だって間違えるさぁー
僕はそんなに悪くない
僕はそんなに悪くない
↑
2回言います
老いの症状③
冬のことでした
バーコードヘアーの方との会話で
「いやぁ、ホント、最近すごい寒くなりましたねぇー。僕なんか家ではハゲロンヒーターが手放せませんよー」
はぅっ!!しまった!
ハゲロンちゃう!ハロゲンや!
そしてただてさえ寒い冬に
さらに凍りつく空気・・
何もかも捨てて走って逃げ出したかったです
そんな小悪魔的な老いのいたずらに
これからも翻弄されていくのであろうか・・
知らん間に音もなく近づいてきて
いきなり目の前でその実力を発揮する
まるで夜の公園の露出狂のおじさんのごたる
そんな老いですが・・
若い頃なら考えられないようなミステイクを犯してしまうことも
じわじわと増えてまいりました。
老いの症状①
一日中、ズボンのチャック、通称「社会の窓」を全開で過ごすことがあります。
月に1回程度、不定期で無意識に開催しているんですが、
決して熟女の奥様方へのサービスではありません・・
けっこう大勢の前で、真顔で「ですから、これからの通信インフラはNタイプのワイヤレス高速通信を視野に・・」などと、窓全開の状態でプレゼンするワケですね
たいがい、おしっこしに行ったときに発覚するか、
夜、家に帰って着替えるまで気付きません。
老いの症状②
ある日、お客様宅、
そこのご主人、なかなかのサル顔でして
思わずバナナを与えたくなるような、
その時、外から
ババババババババババババババハァァァァァ
とけたたましい雨の音が聞こえてきました。
近年、何かと話題になっている局地的で一時的な大雨
そして僕の口をついて出た言葉が
「いや~凄いゴリラ豪雨ですね~」
ハッ!!しまった!
ゴリラ豪雨ちゃう!ゲリラ豪雨や!
凍りつくその場の空気・・・
お客さん、若干ひきつりながら
「・・そ・・そうだ・・ねぇ・・」
だってさ
そんなサル顔で横に居られたらねぇー
誰だって間違えるさぁー
僕はそんなに悪くない
僕はそんなに悪くない
↑
2回言います
老いの症状③
冬のことでした
バーコードヘアーの方との会話で
「いやぁ、ホント、最近すごい寒くなりましたねぇー。僕なんか家ではハゲロンヒーターが手放せませんよー」
はぅっ!!しまった!
ハゲロンちゃう!ハロゲンや!
そしてただてさえ寒い冬に
さらに凍りつく空気・・
何もかも捨てて走って逃げ出したかったです
そんな小悪魔的な老いのいたずらに
これからも翻弄されていくのであろうか・・