住吉大社 | よしおのブログ

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好きなことをつらつら書いていきます。
『古事記』に出てくる神社に行くのが好きです。

大阪「住吉大社」
よしおのブログ-住吉大社4
住吉大社に来ました。

灯篭(とうろう)と狛犬(こまいぬ)がデカイッ!


万城目学『プリンセス・トヨトミ』で住吉大社の灯篭にひょうたんを置くシーンがあるのですが、それを思い出しました。

もちろん、比較的小さい灯篭もあるのですが

もし、このデカイ灯篭にひょうたんを置くとしたら

木登りのようによじ登らなくちゃいけないな、と妄想しながら参道を歩きました。



よしおのブログ-住吉大社1 この鳥居は「柱」部分が四角でした。あまり見ない形ですね。

さて、住吉大社のご祭神です。4人います。

底箇男(そこつつのお)

中箇男(なかつつのお)

上箇男(うわつつのお)

神功皇后(じんぐうこうごう)

の4柱です。


住吉大社の特徴で本殿が4つあるのですが、この4柱がそれぞれ祀られています。

よしおのブログ-住吉大社3
なんとか4つ全ての本殿を写真に収めようと頑張りましたが、御覧の有り様でございます。とりあえず、千木がたくさん伸びているのは分かりますか? 4柱のうち神功皇后は女性なので、写真の右隅の千木だけは内削ぎになっています。その他は外削ぎです。



よしおのブログ-住吉大社5

ご祭神についてです。

イザナキ大神が黄泉の国から帰って来た時に川に入って禊(みそぎ)を行います。川の底まで潜って水面に上がってくるのですが、その時に生まれたのがそれぞれ
底箇男(そこつつのお)、中箇男(なかつつのお)、上箇男(うわつつのお)です。


「川底→中程→水面」のイメージですね。


ちなみに、この神々が生まれたあとにアマテラスが生まれますので、住吉大社の神々はアマテラスのお兄さんになります。

『古事記』では「墨江(すみのえ)の三前(みまえ)の大神なり」(住吉大社の三座の大神である)と記されています。


よしおのブログ-住吉大社6

もう一人の祭神、神功皇后。

皇后が九州に戦争に向かっていると、途中で神さまのお告げがありました。

「(九州より)西の方に国がある。それは神功皇后の腹の中(胎中)にいる子が治める国だ」

西の国とは朝鮮半島の「新羅」のことで、腹の中の子は後の応神天皇のことです。

あなたはどこの神さまですか?と問うと

「私は住吉大社の三神だ。私の御魂を船上に乗せて(新羅へ)遠征に向かえ」

と言います。


住吉大神を乗せた船は神風に乗って新羅に向かい、ついに平定を成し遂げます。神功皇后は帰還し住吉大神を祀ります。


そういうわけで、ここに神功皇后がいて、住吉大神は航海や外交の神様と言われているのです。


よしおのブログ-住吉大社2


帰り際、鳥居の中をちんちん電車が駆け抜けていきました。


生活に溶け込んでいて良い雰囲気だなと思いました。




おわり